165、役職名が人に与えるパワー

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

あなたの役職はなんですか?課長?部長?おそらく日本企業はこのような役職が多いかと思います。一方で少数ではありますが役職をユニークなものに変えてくる企業も増えてきているそうです。

特に日本では役職で人の権限や能力を判断するきらいがあるので、役職を効果的に変えることで、新たなインセンティブが生まれてくるかもしれません。

それでは見ていきましょう!!

<Sponsored Link>


 

【役職名が人に与えるパワー】

 

役職は私たちをいつもワクワクさせてくれるものだけではありません。それの役職は名刺やLinkedInのページに記載され、正式な紹介の時に使用されたりします。つまり相手のポジションを把握できることができるだけで、あとは何もワークしていないのがほとんどかもしれません。

一方でDisneyのケースを考えると、役職は社員にクリエイティブを与えるきっかけとなっていることをご存知でしょうか。例えばパークワーカーをキャストとよびます。またエンジニアをイメージニアと呼ぶのです。地下ワーカーをサンドイッチアイーティストと呼んでいたりもします。

 

しかしそうだからといって簡単に役職を変えることは愚かな行為です。なぜならば企業文化が役職には大きく反映されているからです。とはいえロンドンのビジネススクールの教授は役職を変えることは社員の意欲をあげ、リクルートを高める正当なツールになりうると説いています。

そしてもちろん役職が持つ力を企業はしっかり把握しとかなければいけないのです。役職は自分のシンボルとなり、あなたに何ができ、何を期待させるかを示すものであるのですから。

 

ヨーロッパのある企業を参考にしてみましょう。数年前社員の役職をユニークなものに変え、社員にシェアしました。すると社員満足度が16%上昇し、11%個人としてのアイテンティティが上昇することが判明しました。

それではどのように役職名をかえるステップを考えていけば良いのでしょうか?

役職を考えるのには2つのステップを考えると良いとされています。

ファーストステップとしては、役職を仕事の目的を明確に反映しているものとしなければいけません。役職名と自分のタスクがあまりにも関連性がないものは、自分自身のアイデンティティやクリエイティビティにも反映されないからです。

そしてセカンドステップとして役職を上層部ではなく、一般社員を巻き込んで考えなければいけません。自分たちが当事者であること自覚することが必要なのです。よく幹部で決めた企画が一般社員にまで反映されていない現象が起こりえます。これは一般社員のことをうまくエンゲージできていない証拠です。

 

もちろん役職を変えることはすべての企業でうまくいくとは限りません。例えばスタートアップのような社内組織がまだしっかり定まっていない企業や、上層部がフレキシブルに組織の変化を反映できない企業はネガティブに働きます。

DisneyやGoogleのような独占企業がイニシアティブをとることができるのです。そして上述していますがなぜ役職を変えるのか?しっかりと目的を明確化し反映することが必要です。

ありがとうございました。

<Sponsored Link>


Follow me!