235、部下が泣いてしまった時の対応方法

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

仕事中部下が泣いている状況に遭遇したら、皆さんはどのような対応を取りますか?人によっては慰めたり、一緒に慌てたり、落ち着くまで放置をする。もしかすると無視して流れを継続させるという人もいるかもしれません。

泣いてしまう人の理由は人それぞれですが、中には頻繁に泣いてしまう人もいます。そのような人たちに対してあなたがマネージャーの場合、どのような対応が望まれるのでしょうか?

それでは見ていきましょう。

<Sponsored Link>


 

【部下が泣いてしまった時の対応方法】

 

部下が突然泣き出したらどう対応しますか?多くのマネージャーはこの状況に動揺してしまうでしょう。特に対顧客との衝突で泣いている部下を慰めることは難しくないかもしれませんが、例えば社内の会議中などに起こった場合はどうでしょうか?

原因は自分たちの中にある場合、私たちはどのように対応すれば良いのでしょうか?この記事を読んでいる人には、なぜ泣くことがあるのだろうか?と疑問に思う人も少なくないと思います。

ほとんどの人はあまり人前では涙を流さないでしょう。しかし稀に、そしてそのような人はしばしば人前で涙を流してしまうのです。

 

解決方法は簡単で、その人自身が感情的に強くなればいいだけの話です。しかし話はそう簡単ではありません。理由は2点あって、まず人の感情は簡単には鍛えることができない点です。

もう一つはこのような乱暴な解決方法は個人にとっては大切ですが、マネージャーの立場からすると少し雑な考え方になってしまいます。

 

それではどのような対応が望ましいのでしょうか?泣いている理由は人それぞれです。議論の中で感情が高ぶってしまう泣いてしまう人もいれば、敗北感を感じて泣いてしまう可能性もあります。また個人的な感情、例えば家族間で何か問題があって精神的に不安定な状況の人もいることでしょう。

実は私たちは個人が泣いている理由にまで踏み込む必要はありません。むしろ泣いている理由には手を出さないほうが良いのです。それよりも泣いている人の今の状況にどう対応していけば良いのかを理解した方が効果的なのです。

 

<過敏に反応しすぎない>
悲しい感情が悲しい感情を生み出していきます。したがってあまり泣いている人に対して、過敏に反応してしまうと、相手もそれに反応して悲しみが助長されてしまうケースがあります。泣いている人に対して何かを働きかけることはあまり有効ではありません。相手の反応をみて落ち着くのを待つ方が良いでしょう。

 

<きっかけを知る>
しばしば泣いてしまう人には、それの引き金がどこかにあることがほとんどです。その引き金がどこにあるのかは個人によって違うので、マネージャーはその状況を詳しくメモしておいた方が良いでしょう。1度目は防ぎづらいですが、私たちは1回目から学ぶことができます。相手の琴線を知りましょう。

 

<小休止をとる>
前述しましたが、泣いている人に対して、アクションを求めることは不可能です。かといってその人を放っておいて話を先に進めるわけにもいきませんし、別日に設定するのも参加者の予定を合わすことは簡単ではありません。

したがって軽いブレイクを取りましょう。そこで泣いている人は自分で精神を落ち着かせるように努めさせるのです。そして相手が落ち着いたのを見計らって、会議を再開させましょう。

 

<今の状況を理解する>
相手が泣いている内容を完璧に理解することは求められていませんが、その原因がその瞬間にあるのであれば、それは状況を理解しなければいけません。

相手がなぜ、何に対して、どのように感じているのかを知ることで、相手の感情を整理させることができます。相手の優先順位を把握していきましょう。そして忘れてはいけないのが原因がプライベートであったり過去の話になるのであれば、下手に首を突っ込んではいけません。

 

このように自分の部下となれば、泣いている人にも対応していかなくてはいけません。しかしあまり深く干渉してはいけません。あくまで泣いている問題を解決してあげるのではなく、泣いている状況から冷静になってもらうための環境を整えることが大切です。相手と話しているうちに泣き出してしまったら、焦らず冷静に状況から判断することをお勧めします。

ありがとうございました。

<Sponsored Link>


Follow me!