358、難しい意思決定を全員が受け止めてくれる方法は、不確実性と複雑性をリーダーが理解することである

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

どんな意思決定も100%それが正しいということはできません。なぜなら意思決定にはベストな選択などはなく、ベターな選択しかないのですから。

そしてベターな選択にはプラスとマイナスの側面が付きまといます。プラスな面は問題ありませんが、マイナスな部分は対応しなければいけないのでしょうか?

意思決定に正解はないからこそ、このマイナスの部分をうまく扱うのが、優れたリーダーであるということができるかもしれません。

それでは見ていきましょう!!

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【難しい意思決定を全員が受け止めてくれる方法は、不確実性と複雑性をリーダーが理解することである】

 

想像して見てください。あなたは製造会社のジェネラルマネージャーです。嬉しいことに注文が増加しています。それ自体は喜ぶことなのですが、工場のキャパを考えたときに、優先順位をつけなくてはいけません。

通常通り製造するものと、遅らせるもの、そして断るものをです。そんな時あなたはどのような意思決定を下しますか?

 

おそらくあなたの意思決定に完全な正解はありません。なぜならプラスをうむ一方でどこかでマイナスが生まれてしまうからです。

 

もう一つ想像してみましょう。あなたは先日会社をクビになってしまいました。会社の業績が傾いていたので、ある程度は想像できていたことではありましたが。そこであなたは新たな職を求めて引越ししますか?それとも同じコミュニティーに住み続けますか?

 

全ての人は様々な場面で意思決定を迫られます。そしてその意思決定に100%な正解はないということです。そして意思決定を行う上で考えなければいけないことは不確実性複雑性です。

 

不確実性:今後の状況がどのように変化するかわからない状況の中でベターな意思決定をしていかなくてはいけない。

複雑性:何かを意思決定した時、ベターなチョイスにはプラスの側面とマイナスの側面があり、何を優先させるかが複雑に絡み合っていること。

 

このように2つの側面は意思決定において確実にぶち当たります。そしてそれを解決するために何を考えなければいけないのでしょうか?

 

■不確実性を乗り越えるために

<状況を整理する>
まずは自分に置かれた状況を整理してみましょう。その中で優先順位をつけていくのです。また起こりうる可能性を網羅しておきましょう。可能性をも含めた選択肢を考えることによって、起こすべき対処法を考えていくのです。

 

<フレキシブルに考える>
時間や場合によって状況は変化します。その時一つの決定事項に固執していては動きが鈍くなります。場合によっては柔軟に変更することも必要です。

 

<人の意見を取り入れる>
自分が冷静になりきれていない可能性があります。そんな時は信頼できる仲間に相談して見ましょう。そうすると自分では出てこなかったアイデアが出てくるかもしれません。

 

<テストランを行なってみる>
やってダメなら軌道修正しすれば良いのです。これができなければあとがないと考えてしまうと、人は思いつめてしまいますが、失敗したら次の方法を試せばいいだけのこと、と考えていると、スムーズに物事が進んでいくかもしれません。

 

■複雑性を乗り越えるために

<目的を明確にする>
どこかのマイナスが持たされるのは仕方のないことです。なぜならそこには100%の正解がないのですから。その時必要なことが透明性です。なぜそのマイナスが出るのかを関係者に知らせる必要があります。

 

<マイナスをどこかで埋め合わせる>
マイナスを被った人たちに対して、どこかで埋め合わせをするのもベターです。前回はマイナスを被った人が、今回はプラスの恩恵を与えるなどしてバランスをとることができます。

 

<犠牲を認識する>
どうしてもマイナスを被る人は存在します。最低限意思決定しゃはその犠牲を認識して置かなければいけません。どうにもならなかったことをそのままにされているよりも、しっかりとリーダーが認識していることを知ることで、その人は安堵をえるからです。

ありがとうございました。

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