357、オタクが会社を率いる時代

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

「リーダーが完璧を求められる時代は終わりました。」

むしろ尖った部分を磨いて、他は頼りないくらいの人の方がこれからのリーダーに向いているのかもしれません。今話題になっている人物をあげるとチームラボ☆の猪子寿之さんはこのリーダーシップ像の典型であると言われています。

クリエイターとしては唯一無二の才能を活かしているにも関わらず、他の業務に関しては平均以下だと言われています。しかし突出した部分が優秀な人を引きつけて、チームラボ☆という会社が世界で有名になっているのです。

それでは見ていきましょう!!

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【オタクが会社を率いる時代】

 

MITの学生の前で一人の女性がリーダーシップについて語っています。しかし彼女が語るリーダーシップはアカデミックなものではありません。むしろ彼女が今まで積み重ねてきた彼女自身のリーダーシップを語っているのです。

彼女のリーダーシップとはなんでしょうか?彼女は起業家・CEO、そして教師という顔を持ちます。彼女が会社を興したきっかけは彼女がエンジニアでソフトウェアの発明を得意としたからです。そこで彼女はリーダーとしての顔を持ちながらも自分自身が先頭に立ってコードを書いてきました。

 

今までのリーダーシップで語るならば、彼女はリーダーとして部下をマネージしたり、エンゲージしたりなど、自分はプレイヤーとしてではなく、会社全体を包括していく役割の方が大切になってきます。

しかし彼女はむしろそのような業務は苦手でした。彼女はどのような立場になったとしても、自分が前線で仕事をしたかったのです。そして言葉通り、彼女はコードを描き続けました。

 

今までの考え方からすると、理想的なリーダーシップ像とはかけ離れています。これを読んでいる人の中には、彼女はリーダーの資格がないと思う人もいるかもしれません。

しかし驚いたことに彼女の部下たちは彼女に対して、大きな信頼をしているのです。また彼らは非常にエネルギッシュで自分たちの責任を全うしているのです。

なぜでしょうか?この形は少し変わっています。なぜならリーダーは強いビジョンを掲げて、社員をひっぱていくことが求められていると考えられているからです。そして社員はその姿に共感し、モチベーションを高めていきと考えられていました。

しかし彼女は特に社員をエンゲージしようとするのではなく、黙々とコードを打ち続けているだけなのです。何か問題が起きても彼女が率先して問題解決に取り組みます。あくまでプレイヤーという考え方です。

 

彼女が持っているものを考えると、なぜ彼女の会社が社員に支持されているかがわかるかもしれません。そこで彼女が持っているものを分析したところ、彼女は優れたエンジニアであり、何か一つのことに対して没頭できる強みがあることがわかりました。

そしてその優れた部分が、社員の彼女対する尊敬を作っていたのです。むしろ彼女はマネージメントが苦手でした。しかしその苦手な部分は他の社員がその役割を補っていたのです。

 

みなさんお気づきになられましたか?今求められているリーダーは完璧でなければいけないということはないということです。むしろ何かに突出をしていれば、他の弱みは他の人がカバーしてくれるということです。

またそのような会社には何かに突出した人たちが集まってくるため、彼女の才能に感化されやすいということです。また突出した才能が複数集まることによって、その形は円になっていきます。つまりジェネラリストが少なくても様々な方面のスペシャリストが集まれば、そこには強い会社が生まれるということです。

特に今はイノベーションを会社は求められています。そのような時代の中で全体的に一般的な能力をもつジェネラリストよりも、何かとんがったものを持ったスペシャリストの方が重宝され、彼らはチームをなすことで、パフォーマンスの高い組織になれるということです。

ありがとうございました。

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