414、観衆を巻き込む、Q&Aの作り方
こんにちは、くらもとたいしです。
プレゼンテーションは完璧。でも最後のQ&A、グダグダで終わってしまったことはありませんか?ある程度質問される内容は想定していたものの、自分が回答した内容と、相手の期待値が違ったことはよくあることです。
それではそのギャップをなくすためには何を考えなければいけないでしょうか?ヒントは”FIRE”です。
それでは見ていきましょう!!
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【観衆を巻き込む、Q&Aの作り方】
会議やカンファレンス、講演などを行うとき、最後にQ&Aのセッションを行うことが多いはずです。しかし皆さんも感じたことがあると思いますが、質問に対する回答への期待値と実際の回答とに差があるということです。
理想としては観衆が期待する回答を事前に準備しておくことが大切です。しかし実際はそううまくいっているわけではありません。結果あまり観衆をモチベートできなかったり、エンゲージできない場合があるのです。
それでは効果的な回答を準備するためにはどのような考え方が必要なのでしょうか?ここでは4つのステップ、頭文字をとってFIRE、をご紹介していきます。
<フレーミング(Framing)>
まずは観衆が何を求めているかを知る必要があります。そのために必要な考え事項を考えて見ましょう。
- 観衆は何をもっとも知りたがっているのか?
- 彼らもモチベートできることは何か?
- 何を学習し得ようと期待しているのか?
- 彼らにとってのバイアスとためらいは何か?
- この会の参加者のレベルはどれくらいのものか?
まずはこのように大きなフレームから考えていきます。
<インクルージョン(Inclusion)>
人をいかにエンゲージできるかが、単に質問に答えるだけではなく、観衆をモチベートできるかが大切です。
- あなたたちが思っているように、私は…
- 私たち全員が考えているように…
- 私たちの中で考えていかなければいけないことは…
このように発信者と受信者を区別するのではなく、一緒に考えることが人をエンゲージしていくのに必要なこととなります。
<レール(Rails)>
正しいQ&Aを行うためには、正しい手順で回答を考えていかなければいけません。ある程度正しいレールに乗せていないと、回答が期待と沿わないケースがでてきます。そのためには、
- 今何が起きているのか?
- 次に起きてくることはなんなのか?
- そのために何をしなければいけないか?
の順番を考えていく必要があります。質問は多岐にわたる可能性があるからこそ、レールに乗せていく必要があります。
<エグザンプル(Example)>
えてして、発信者は受信者に比べて、抽象的な話をしがちになります。これは視点が経営視点でいくとミクロではなくマクロな視点で見なければいけないため仕方がない場合があります。
しかし実際に理解を深めるためには、具体さが求められます。この際必要なのは例を示してあげることです。
抽象→具体
といったプロセスで話を進めていくと、より理解度が高めるようになります。
ありがとうございました。
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