579、優れた才能をリテインするためには、はじめの一年に全力を注ぐ!?

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

転職をしたことがある人なら共感できると思いますが、出社一日目は不安と期待でいっぱいです。

「自分はここで成果を残せるだろうか?」「チームに馴染めるだろうか?」などいろんなことを考えますか。

そして会社側は彼らの才能を引き出し長く会社で活躍してほしいと思います。そのために会社が考えなければいけないこととは何でしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【優れた才能をリテインするためには、はじめの一年に全力を注ぐ!?】

 

今年アメリカでは非正規雇用の割合が3.7%減少しました。これはどこの会社も人材不足で、特に優秀な社員の流動が激しいことから、この流出に歯止めをかけたいと思っている傾向の一つです。

これはアメリカだけではなく、全世界で起こっている現象です。一方で採用の現場を見てみましょう。今採用は様々な方法で行われ、各社優れた才能を持った社員を採用しようと多額の投資をしています。

しかし実際せっかく入った社員のケアがおろそかになっている会社が多いのが現実です。会社として新しい社員に特別な気をかけるのが45日間で、それ以降は特別なフォローアップをしてきていない傾向にあるのです。

私がコンサルしてきたフォーチュン500に選ばれている会社から、様々なデータを分析することができました。それは組織として、テクニックとして、社会として3つの側面で優秀な社員ののケアを特にはじめの一年に集中してケアしていくということです。詳しく見ていきましょう。

 

組織としてのケア

<その組織でどう働くかを教える>
入社日には様々なオリエンテーションが準備されています。だいたいそこでハードの部分は教えてくれます。これはこれで必要ですが新しい人が最も疎外感を感じることが、その会社独自の言語やルールです。

なれている人からすれば当たり前ですが、はじめの人からすると何を話しているのか理解できず、孤独を感じるといいます。まずは組織の仲間入りという意味でも、その会社の言語やルールを共有しなければいけません。

 

<メンターをつける>
前職では活躍していても、今の現場で活躍できるかはわかりません。それを当人が最も心配していることでしょう。その時大切なことが話し合いの機会を定期的に設けることです。

はじめの一ヶ月は各週、また3ヶ月や6ヶ月といった区切りで面談を設けましょう。また効果的なのは優秀な人をメンターにつけることです。新しい人に成功できるイメージをつけさせるためにも、優秀な社員をメンターにつけることが効果的です。

 

テクニックとしてのケア

<強みを引き出す>
新しい人が「前職では‥」と自分から話すのは簡単ではありません。前職の話を嫌う人もいるからです。その場合は会社からその人が何ができるのか?得意なのか?前職で身につけてきたのか?を掘り下げて、周知させていくほうがよいです。

新しい会社に来たらゼロからではなく、はじめからその人の強みを活かせる環境を作ることも大切です。

 

<成功体験を作る>
何度も言いますが、新しい人がその会社で、前と同じように活躍できるかは、本人が最も不安に感じているところです。会社として有効なことは小さな成功体験を積み重ねさせていくことです。

適切な期待値を設定して、3ヶ月、半年、一年といった単位で徐々に難易度や責任レベルを上げながら成功体験を作っていかせるのです。たとえそれが新しい人の力だけではなくても、大きな自信と活躍のイメージを持てるようになるでしょう。

 

社会としてのケアコミュニティを築く

今40%の大人が孤独を感じているという調査がでています。特に仕事で新しい土地に来た人にとっては、ゼロから新しいコミュニティを作っていかなくてはいけません。

その時会社がその一つのこになってもよいのです。自分の居場所がないと感じることが、人が流出してしまう最も大きな原因の一つです。それを防ぐためにも、新しい人が早く馴染めるように、会社もコミュニティの役割を果たすのです。

ありがとうございました。

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