622、大学から企業で働くときに大きなハードルになるのは、フィードバック・関係性・責任の3つです

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

たとえば日本とアメリカでは大学生が卒業してから企業に就職する時の考え方は全く違います。

前者はポテンシャル採用、後者はスキル採用がメインです。しかし学生側からすると大学から企業で働くとき、みんな同じ悩みを持っているのかもしれません。

それでは見ていきましょう!!

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【大学から企業で働くときに大きなハードルになるのは、フィードバック・関係性・責任の3つです】

 

学生から社会でプロフェッショナルとして働く時、多くの人が「不安」「プレッシャー」「活躍できるか?」といった感情を抱えています。この意見は54人の学生から集めたものですが、彼らにそんなに心配する必要はないことを伝えても、それでもやはり不安は払拭できないようです。

彼らからすると学校という守られた環境から社会という守ってくれるものがない環境に飛び込むことに必要以上な恐怖を抱いているのです。実際企業側からするとある程度の専門性を持ってることは前提ですが、それがそのまま企業で活かせるとは考えていません。

企業には社員に活躍してもらうためのプログラムを用意しているのですが、それでも彼らの不安は払拭できないようです。彼らには何が大きな不安の要因となっているのでしょうか?

 

<フィードバック>
「学生までは必ずフィードバックが常にあったけど、社会に出るのその回数は少なくなる。しかも自分から求めないとその機会すらほとんどなくなる。」

たとえば大学ではシラバスが決まっていて、何を学ぶかが事前にわかっていて、期待値も明確です。

またそのプロセスを随時教授がフィードバックを与えてくれます。次にどうすればよいのかが、外部から与えられている状況です。

ではそれが社会出てからはどうでしょうか?確かに今フィードバックの重要性は企業にも広がっているためその可能性は広がっています。しかし学生ほど親身なフィードバックは期待できませんし、上司によっては自分から求めないと受け取ることもできません。

このようにいままで何をしたら良いのかが明確だったのが、社会にでて急に自分で自分がやることを決めることに大きな不安を抱く学生が多いようです。

 

<関係性>
「学生の時代は、好きな仲間と同じ方向を向いて切磋琢磨できたけど、社会は違う。いろんな人と一緒に働く必要があり、中には自分と合わない人とも働かなくてはいけない。」

大学では大体同年代の人たちと、趣味思考やバックグラウンドが似ている人たちと仲良くなる傾向にあります。そしてそこを中心に人脈が広がっていきます。また学生で良いことが自分が必要ないと思った人間関係は自分から切ることができるということです。

しかし社会はどうでしょうか?まず同年代もいますが多くは年上です。<しかも育った背景や教育も違うければ、国籍が違う人と一緒に働く必要があります。今まで多様性が大切と習ってきたことが、急に現実として多様性の中にはいっていくことが要求されるのです。

この180度の変化に対応できるのか?といったことも学生にとって大きなハードルになっています。

 

<責任>
基本的に学生の間は大きな責任を背負うことはないでしょう。もちろん学生からすると単位をしっかりとることが大きな責任ではありますが、仮にサボっても自分が苦しむだけです。(ご両親も費用の面でかなり苦労しますね)

これが社会にでるとどうでしょうか?もちろん自分から行動しなければ何も始まらないため、個人としての責任は降りかかります。しかし社会人としての責任は自分だけではないということが大きな違いになります。たとえば自分が仕事をしなかったりミスをしたりすると、チームで動いている場合チームに迷惑がかかります。

そして上司、所属部署、またクライアントに迷惑がかかります。今まで複数の人に対する責任を背負ったことのない学生にとってこれは大きなハードルとなりえます。

もちろんここも会社がはじめはサポートをしてくれるところが多いですが、それでも責任という言葉は社会で働くプロフェッショナルとして大きなハードルになることは間違いありません。

ありがとうございました。

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