621、”Move Fast and Break Things”の時代は終わりを迎えてきている(Day2)

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

スタートアップとしてのVC、VCの投資としてのスタートアップ。彼らにはどんな考え方が必要なのでしょうか?本日はDay2です。前回をまだご覧ななっていない方はコチラからみてみてください。

それでは見ていきましょう!!

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【”Move Fast and Break Things”の時代は終わりを迎えてきている】

Facebookの創業者マックザッカーバーグ氏のモットー、”Move Fast and Break Things”はもともと社内にあてた、デザインやマネジメントシステムのことをさしていました。

しかしこの言葉は様々なところで引用され、いわゆるスタートアップが、「もっと」はいつも正しいという解釈のもとでこの言葉を実行してきました。つまり今までのルールにない商品やサービスをできるだけ早く消費者のもとに届けることができるか?が競われているのです。

 

しかし今IT業界のベンチャーキャピタル(以下VC)では少し様子が変化してきています。昨今の技術としてはゲノムやブロックチェーン、ドローン、AR/VR、3Dプリントが私達の生活を拡張してくれると見られています。過去10年では起こり得なかったことが実現され始めてきています。

そしてITという巨大な産業が一人勝ちしてきているといった状況になっています。つまり”Move Fast and Break Things”ですら古い価値のものになりつつあり、今までの実行可能な最小限のプロダクトから最小限の価値のあるプロダクトへとパラダイムシフトが起き始めているのです。

そうなってくるとVCたちはこの21世紀のイノベーション時代を生き抜いていくために、私達は変化を起こさなければいけません。以下8つの質問はこれからのスタートアップが答えられるべきであり、かつVCが聞かなければいけない問いかけをしています。それでは見ていきましょう。

 

5、あなたの会社のデータとAIの役割は?
今やデータとAIの話はビジネスをランニングしていく上で切っても切り離せない関係になってきています。今まで小規模な会社では活用することのできなかったビックデータ<などのブラックボックスをだれでも使用できるようになってきているのです。

そこでVCが確認しなければいけないことは、どれだけデータやAIを頼りにしているかということです。この場合頼りにしている割合が高ければいいというわけではありません。どれだけ頼っているかを把握しているか、なぜ頼っているのかを説明することができるかが重要になってくるのです。なんとなく使っている程度では、この投資は無駄に終わってしまう可能性があります。

 

6、そのビジネスはイノベーションが生き残るための経済システムを育てているか?
ビル・ゲイツ氏はプラットフォームはすべての人に役に立っこそはじめて会社の枠を超えるといいます。まさにそれを体現しているのが、GoogleやAmazon、Facebookなどではないでしょうか?

彼らには21世紀のプラットフォーム市場を独占していると考えられています。田舎町にある小さな商店がどうしてAmazonに、商品数・価格・利便性で勝つことができるでしょうか?このように彼らははじめはある分野でのプラットフォームとして覇者となりました。あなたが今投資しようとしているビジネスにはそのような展望が見られるでしょうか?

 

7、ビジネスの文脈に多様性をかんじることができるか?
グローバルに開かれている今、閉ざされた戦略ではそれ以上の広がりそうを見せることは簡単ではありません。例えば日本は非常に優れたプロダクトやサービスを生み出しています。しかし彼らは日本語でサービスを開始するため日本人以外の広がりを期待できません。

その間にはじめから英語や中国語でリリースされたものに世界的なシェアを取られてしまっている現状があります。またプロダクトだけでなく社内にも多様性か見られるかも大切です。例えば社員の構成が白人男性で構成のように偏っていないかです。今感度を様々なところに伸ばさなければいけない時代に、閉ざされた世界で生きていては今後の広がりを期待することは簡単ではありません。

 

8、規制の中でどれほどの成長を考えられているか?
業界ごとや国、もしくは世界的にもですが、どこにでも規制というものはあります。ビジネスの成長を妨げる悪い制限もあります。たとえば古い業界を守るために、デストロイヤーを規制することがあることが大半です。

その時気にしなければいけないことは、規制を軽視しているかどうかです。おおくのスタートアップはイノヘを起こすために少しの規制からの逸脱は仕方のないことだと思っています。これくらいのアグレッシブさは確かに必要かもしれません。しかしビジネスを継続的に成長させて行きたいのであれば、この考え方はリスクがあります。規制を守りながらビジネスの最大化を考えないと、いずれ規制で大きな痛い目に合う可能性があるからです。

 

前回と合わせて8つの考えなければいけない事項を説明してきました。VCの人たちは確かにこの部分は聞けていなかっと思う人もいたはずです。またスタートアップの人たちもVCはこの部分を知りたいと思っていることを知っているだけで、ビジネスの方向性をよく考えることができます。

ありがとうございました。

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