620、”Move Fast and Break Things”の時代は終わりを迎えてきている(Day1)

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

今スタートアップに求められることは何でしょう?そしてスタートアップにはパトロン、つまりVCの存在が切っても切り離すことは難しいことかもしれません。彼らからお金を投資してもらうためには8つのことを心がけなければいけません。

またVCとしてもスタートアップのその8つの部分を意識して質問をしましょう。

それでは見ていきましょう!!

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【”Move Fast and Break Things”の時代は終わりを迎えてきている】

 

Facebookの創業者マックザッカーバーグ氏のモットー、”Move Fast and Break Things”はもともと社内にあてた、デザインやマネジメントシステムのことをさしていました。

しかしこの言葉は様々なところで引用され、いわゆるスタートアップが、「もっと」はいつも正しいという解釈のもとでこの言葉を実行してきました。つまり今までのルールにない商品やサービスをできるだけ早く消費者のもとに届けることができるか?が競われているのです。

 

しかし今IT業界のベンチャーキャピタル(以下VC)では少し様子が変化してきています。昨今の技術としてはゲノムやブロックチェーン、ドローン、AR/VR、3Dプリントが私達の生活を拡張してくれると見られています。過去10年では起こり得なかったことが実現され始めてきています。

そしてITという巨大な産業が一人勝ちしてきているといった状況になっています。つまり”Move Fast and Break Things”ですら古い価値のものになりつつあり、今までの実行可能な最小限のプロダクトから最小限の価値のあるプロダクトへとパラダイムシフトが起き始めているのです。

そうなってくるとVCたちはこの21世紀のイノベーション時代を生き抜いていくために、私達は変化を起こさなければいけません。以下8つの質問はこれからのスタートアップが答えられるべきであり、かつVCが聞かなければいけない問いかけをしています。それでは見ていきましょう。

 

1、あなたのプロダクトやサービスは社会に何を生み出すのか?
今まで社会になかったものを作り出すことに価値の比重が置かれている時代です。そのため経営者にはビジョンが注目されます。そのプロダクトやサービスを通して世界の何を変えることができるのか?ビジョンがないモノに魂は宿らないと信じられています。

 

2、そのプロダクトやサービスの美徳は何か?
私はアメリカに来る前はインドで幼少期を過ごしました。Facebookは遠く離れた地でも今なお友人たちと繋がり続けることを可能にしてくれました。今ゲノムテクノロジーという遺伝子組み換えが不可能ではない時代に突入しました。技術上は可能になりますが、実際何故ゲノムが必要なのか?技術だけでなく倫理的に受け入れられるものでなければ、そこには落とし穴が待ち受けています。

 

3、個人レベルにどれほどのインパクトがあるか?
今歴史上で最も個の時代と言われています。今までは組織などの所属として存在している個人が、独立した個人として捉えられています。これは働き方が多様になったことも要因と考えられています。そのため個人にどれだけのインパクトがあるかを無視することはできません。そのプロダクトやサービスが個人にとってなにをもたらすのか?そこもカバーしていなければいけません。

 

4、成長性を確かめる
スタートアップにとって成長性は切っても切り離すことができません。多くのVCにとって「勝者が全てを手に淹れる」といってマインドセットを持っている人も少なくありませんが、今少しずつこの考え方は崩れてきています。ビジネスのスケールた継続性を考えると勝者が全てのような考え方は市場から追い出される可能性があります。もちろんスピードは必要ですがそれ以上にそのビジネスの地に足をつけてビジネスを拡大していく考え方が求められています。

 

ここまで8この質問の内、4つの質問を見てきました。明日は残り全てを見ていきましょう。

ありがとうございました。

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