822、52歳でAirbnbにジョインしました。そこで私は年齢・知恵・テクノロジーを学んだのです。
こんにちは、くらもとたいしです。
年齢が行くにつれて新しいことを学ぶ意欲は年々減少していくといいます。しかし時代は進み、今の状況も1年たてば古いと感じてしまう時代に突入しています。そんな時代に、52歳でAirbnbにジョインした男性のお話です。
いけないことは年齢を重ねることではなく、年齢を重ねることで新しいことにチャレンジしなくなる精神なのでしょう。
それではみていきましょう!!
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【52歳でAirbnbにジョインしました。そこで私は年齢・知恵・テクノロジーを学んだのです。】
額にしわを寄せた賞味期限の切れた牛乳のような老人が増えています。ベビーブーマーの世代は今までよりより健康に気を使い、若いままでより長く職場に残ろうとするパラドックスがあります。
しかし仕事は今やテクノロジー中心に変わり、自分たちの力が若い人に及ばなくなっていることを心配しています。
そして”ある一定の年齢(大体50代をさしている)”となると、賞味期限の切れたミルクとまではいかないが、フレッシュなワイン程若くはありません、
特にこのデジタル時代においてはです。イノベーションを起こすことにまい進したり、CEOがパーカーを着ている時代に、私たち世代は、穏やかさや知恵として少しくらいしか重宝されません。
私は26歳の時にブティックホテル会社をはじめ、24年間CEOとして勤めてきました。そして大不況の時に先が見えなくなり売りに出していました。そんな時ですAirbnbが声をかけてきたのです。2013年のはじめ、Airbnbの創業者が私の本「How Great Companies Get Their Mojo from Maslow」を読んで、アプローチをかけてきました。
二人のミレニアル世代が私のホテルをスタートアップテックとして再建したいということで、私にも良い話でした。しかし私のホテルは古い学校のような外観になっており、決してAirbnbとして使えるようなものではなかったのです。
しかも私は52歳で、Uberも使ったことのない人間で、テックカンパニーで働けるとは思いません。私はコードも書けず、Airbnbで働いている社員の平均年齢の倍はいっています。私は21歳の息子に相談をし、少し躊躇しましたが、受けることにしました。
初めて聞くような言葉であったり、会議での質問等私は答えることができませんでした。「もし誰も載っていない船を準備していたとしても、それは船と呼ぶことができるのでしょうか?」
私はこの意味を理解しきれずに、メンターを付けてくれインターンのような感覚でした。私はこの二つを理解しなければいけません。
一つ目は、今まで自分たちが働いてきた業界の常識を忘れる事です。今の時代では自分たちの常識が役に立つとは思ってはいけず、まずはそのカルチャーをしっかりと理解することから始め、その常識についていかなければいけません。
二つ目は、デジタルインテリジェンスの見直しです。多くの若者にとっては対面でのコミュニケーションより、電話やメールでのコミュニケーションのほうが感情を読み取ることができるのです。例えば絵文字と呼ばれるコミュニケーションを行うことによってです。我々世代では理解しがたいことを、彼らは幼少期からテクノロジーに触れていることで自然に行うことができるのです。
そしてもうひとつわかったことがあります。それはシニア世代は”What”や”How”にフォーカスしますが、彼らは”Why”や”What if”にフォーカスします。つまり彼らのほうがよりマクロに物事を把握しようとしているのです。
これには私たちシニア世代は多くの学びがありました。ピータードラッガーも95歳まで生きていましたが、彼は最後まで新しい考え方を理解し取り入れようとしている人物でした。
私はこのAirbnbで働くまで自分の世界が狭かったことを知りませんでした。そしてそれを知ろうともしていませんでした。しかしここで働くことになったことで、人やモノにたいする好奇心を増幅させてくれました。そして様々な人たちと働く環境に出会えたことを本当に感謝しています。
ブーマー世代とミレニアル世代はお互い育ってきた環境は全く異なりますが、お互い学ぶところは大いにありそうです。ブーマー世代もまだまだ働き手としては重要です。もう一度新しい環境で仕事を覚えることは悪いことではないでしょう。
ありがとうございました。
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