847、脳を酷使しすぎては必要な時に集中ができなくなる

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

フローに入ることで集中力を極限まで高めることができると、チクセント・ミハイは説いています。これは非常に正しいことで多くの人はフローの状態を体験してみるために、集中力を極限まで高めるトレーニングを行っていかなければいけないでしょう。

しかし脳の酷使には注意が必要です。意識的に集中しない時間を作ることで脳の整理を行わなければ脳はパンクしてしまうことでしょう。ここでは脳の使い方を見ていきましょう。

それではみていきましょう!!

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【脳を酷使しすぎては必要な時に集中ができなくなる】

 

集中力は素晴らしい結果をだす重要なドライバーになります。ToDoListやタイムテーブル、リマインダーなどの集中力をサポートすることで、業務の効率を上げています。

また例えば10分間の瞑想などでも感情のコントロールや精神を研ぎ澄ませることができるので、業務の効率を高めることができます。しかし集中力を高めることができる一方で弊害も出てきます。

 

それは集中しすぎることで脳の疲労を過度に高めてしまうことです。脳が疲れることでエネルギーが抜けていき、コントロールが難しくなってきます。結果それが決断力の低下や協調力の不足につながったりするのです。

 

それでは私たちは集中したほうが良いのでしょうか?それとも集中しないほうが良いのでしょうか?最近の研究によると、どちらも正当であることが分かっています。ともに冷静さやクリエイティビティ、意思決定が向上するのです。

 

集中していない時、脳の回路は”DMN / default mode network(デフォルトモードネットワーク)”の状態にあります。私たちはこのモードを Do Mostly Nothing (何もしていないことを行う)モードと考えています。

つまり意識して何も集中していないと見せかけているモードであるということができます。この状態では体の20%のエネルギーを消費している状態にあるのです。

 

脳は休んでいるつもりでも、実際は過去の記憶の整理や現在の状況の判断を無意識のうちに行っています。したがって集中をしていない時でも、実際に脳は他のことに意識が向いているのです。そしてこのときは他の人に意識が向いている傾向にあるため、チームでの協調などを進めるうえで効果的になっているのです。それではこの脳の回路を有効的に使用するためにはどのように働きかけていけばよいのでしょうか?

 

<Using positive constructive daydreaming (PCD): 白昼夢を見る>
PCDを行うことで現実逃避することができます。あなたは日中、クリエイティビティやリーダーシップ、意思決定など様々な脳を酷使しなければいけません。そこでPCDを行います、初めから白昼夢を見ることが難しければ、簡単な編み物や軽めの読み物をしても良いでしょう。

そして徐々に自分が草原を走り回ったりなど様々な幻想を行っていくのです。自分を現実世界の意識とは隔離することで、活動レベルを低くすることが効果的です。

 

<仮眠をとる>
PCDの流れで昼寝を行うことも効果的です。しかしこれには2つの種類があります。頭の中が混乱してきて少し整理したい場合には10分ほどの転寝が、脳をクリアにしクリエイティビティを高めます。また今からクリエイティビティをゼロから発揮しなければいけない場合は、90分間の昼寝を行うことが効果的です。

 

<他者の視点にたって考えてみる>
クリエイティビティを発揮するうえで、いつもの自分とは異なる視点から物事を見てみるということは非常に大切です。ほかの視点を入れることで自分を自分でなくすることができるからです。

2016年の教育心理学からの見解によると、人がクリエイティビティを発揮するための環境としては、硬い解放よりもエキセントリックな詩を読むくらいの方が良いとされています。そしてそのエキセントリックな詩を考え付くためには普段の自分ではない異なった自分が考えることが大切です。

 

このように集中する時間と集中しない時間を意識的に作りながらも、上記3つの方法を試してみてください。一方的に集中しているときより、明らかに成果が変わってくるはずです。

ありがとうございました。

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