848、不況は人に安いものを買わせる力を持つ、そしてそれが全てを悪い方へ向かわせる

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

日本で平成生まれの人は景気が良い時の日本を知らないため、あまり期待を持つことができづらい世代であると考えられています。私も平成生まれのため、その中の一人です。

ではそれはそれで仕方のないことだとあきらめてもよいものなのでしょうか?私たちの行動の中にも改善できる秘密は隠されていないのでしょうか?

それではみていきましょう!!

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【不況は人に安いものを買わせる力を持つ、そしてそれが全てを悪い方へ向かわせる】

 

アメリカの労働市場は年を取ったアスリートのようになってきています。不況から脱するために長い間走り続けてきた人たちです。1990-1992年の2年半からの不況に始まり、2001年にも不況で約4年間市場を凍らせてきました。そして2007年からの不況が始まりこれには約7年の最大の不況がおとずれたのでした。そしていまだに不況の波は漂っています。

 

これらの後ろに潜む雇用環境はどうなのでしょうか?2016年の調査によると、雇用環境は不況の間は正規雇用が断続的に消去される傾向にあると示しています。企業アコストカットのため、アウトソーシングであったりオートメーション化を進めることに目が向いています。そして残念なことにこの流れが進んでいくと、雇用が創出されにくい環境に陥ってしまうのです。

 

しかしこの傾向よりもっと影響を及ぼしている傾向があることが分かりました。それは消費者の消費傾向に関係しているということです。我々消費者は不況になると質を落としてでも安い商品を消費するようになります。また企業をそれに向けて質を落としてでも安価な商品を提供するようになります。

すると高級品よりも安価な商品のほうが売れていく流れになっていきます。一消費者の視点からするとあまり大きな影響を与えていないように感じますが、マクロで考えてみると、全消費者が安価な商品を求めると、経済のお金の流通は滞ります。

そして企業が質を下げ安価な商品を流通させることで、より不況のスパイラルに足を突っ込む加担をしているということになるのです。

 

レストラン業界など不況による影響を受けやすい業界の一つです。不況になるとファストフード店や価格の安いレストランが繁盛し、反対に真ん中の層をターゲットとしたレストランが苦しますようになります。

アメリカでは途上国向けに安価な商品を生産し、輸出し続けていましたが、本国においても同じような状況になりかねなくなってきました。しかし消費を上向きにさせる政策を呼びかけること自体は難しいことではありません。

 

この状況は企業の生産戦略においても考えていかなくてはいけないのではないでしょうか?企業が消費者のレベルを上げていく努力をすることでこの不況の苦しみから抜け出す方法をとることができるのです。今一度これからの未来について我々は考えていかなければいけないでしょう。

ありがとうございました。

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