877、”No”と言えるためには、個人だけではなく会社が受け入れ、違う評価測定を持つことが必要である
こんにちは、くらもとたいしです。
Noと言うことができますか?おそらく99%の人が会社の上司など目上の人からの提案はYesと答えてしまっていることでしょう。この文化はしょうがないと半ばあきらめられているかのようにも感じられますが、本当にそのままでよいのでしょうか?
しっかりとNoと言うことで、何か他に得るべきことがあるのではないでしょうか?
それではみていきましょう!!
<Sponsored Link>
【”No”と言えるためには、個人だけではなく会社が受け入れ、違う評価測定を持つことが必要である】
私たちは「Yes」と言ってしまう文化にいます。上司や同僚、家族を失望させたくないために私たちはYesとつい言ってしまうのです。しばしばNoと言うべきところもYesと言ってしまうきらいにあります。
相手を喜ばせるという意味ではこの方法は間違いではありません。実際私たちはこの文化に縛られているのです。しかし本当は必要のないことをYesと言って引き受けてしまった代償として、本当に価値があることを生み出す時間が奪われていることも事実です。このように才能のある人たちがこの文化によってイノベーションの妨げになっているということができるでしょう。
特に会社の中でYesの文化は強いでしょう。例えばあまり見込みのない仕事でも接戦して手をあげYesと言ってしまうこともあるでしょう。手をあげなければ周囲からあなたはその仕事をコミットするだけのスキルがないと思われてしまうのです。そんな状況の中ですが、これから組織が育てていかなければいけないモノを見ていきましょう。
<評価システムを設定する>
yesかNoで判断させるのではなく、新しいイニシアティブに関しては10段階の評価システムの採用をお勧めします。新しいイニシアティブに対して各部署がそれに対しての優先順位をつけていきます。
その内容は、どれほどの規模で、どれだけの顧客に影響があり、コストと収益の見込みなどを評価するものです。そのレベルを見たうえでクライテリアを判断していけば、プライオリティーを間違えることはないでしょう。
私が働いていたソフトウェアの会社では毎週といっていいほど新製品を投入してきました。しかし社員としてはどの商品がどれ程売れているのかを把握する暇がないほどに仕事が上から降ってきていました。それをみかねたCEOが上記の評価システムを取り入れて、なにが今本当にプライオリティーを優先して実施していかなければいけないのかを決めていくシステムを作ったのです。おかげで自分たちが本当に行うべき仕事が明確になったのです。
<”No”と言えることを歓迎する>
くだらないプロジェクトをNoと判断することは簡単です。しかし実際はなかなかNoと言うことができないのが現実です。
しかしSteve Jobsを見ていきましょう。彼は徹底してNoと言ってきた人です。つまり彼は会社の最もプライオリティーが高いものにしか取り組まなかったのです。1997年のカンファレンスで彼は素敵な名言を残しています。
「Yesという人は多くのことにフォーカスしようとする人です。しかしこれは全く意味がありません。Noと言い続けながら自分が本当にしなければいけないことに集中するのです。イノベーションは1000回Noという中から生まれるのです。」と言っています。
会社はNoという人に対してしっかりと評価をしていかなければいけません、なぜならその人は他に自分の需要な仕事に集中しているからです。会社はYesとNoのどちらも受け入れる環境を作ることによって、より個人が働きイノベーションを起こしやすい環境にしてあげることが重要です。
<優先するべきことに集中する>
Noと言い自分のすべきことでイノベーションを起こす環境を整えていると、こんなことが起こるかもしれません。Uberはこの実例なのです。Uberの創始者はNoと言い続け、自分が絶対に成し遂げなければいけないことに集中してきました。そこでこのUberは生まれたのです。
ありがとうございました。
<Sponsored Link>