102、シニアの女性が職場で不当な扱いを受ける環境

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

性別や年齢による差別は依然としていたるところに蔓延しています。もちろん男性が得意とされている分野もあれば女性が得意とされる分野など、違いはあります。それはシニアや若い人と言った年齢による違いもあります。つまり人それぞれ、その人の強みが違い、それが変わってくることです。

真のダイバーシティーとは人種のことばかりが論じられるのではなく、もっと身近な問題にもよりフォーカスしていかなければいけないのではないでしょうか?

それでは見ていきましょう。

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【シニアの女性が職場で不当な扱いを受ける環境】

 

60代になるSusan(匿名)さんは数十年もの間保険会社に勤めていました。輝かしいキャリアを築いていたSusanさんでしたが、彼女より20歳以上も若い上司になった瞬間に彼女の幸せは失われました。

彼女の上司よりはるかに彼女の方が優秀ではあったのにもかかわらず、年齢のため不遇な対応を受け、数日後には解雇を命じられてしまったのです。そしてSusanさんは上司を訴えるまでに至ってしまいました。

 

Mary(匿名)さんは社会学の専門でたくさんの称号を手にしてきました。御年72歳になるります。それまでの彼女のキャリアは申し分ありませんでしたが、新しく若い学部長が採用された途端、彼女はリーダーシップを理由に攻められ、最終的には彼女の学位の座を奪ってしまったのです。彼女もまた年齢による差別として訴える準備が整ったところです。

 

最後に64歳のJane(匿名)さんは近場のバーテンダーとして数十年活躍してきました。しかしそのバーが売却されオーナーが変わった瞬間に、年齢を理由に不当な解雇を言い渡されました。

 

上記3人の彼女らのバックグラウンドは様々です。しかし彼女たちの物語には共通点があり、見逃されてはならない問題が潜んでいます。それは高齢の女性が職場を追い出される事実です。アメリカで女性のリーダーシップや特異性を調査していたところ、50・60代の女性は基本的に降格や解雇など、不遇な処置を受けることがわかりました。

そこには性別や年齢の差別が蔓延していて、若い女性と取って代わられている事実があったのです。そして一般的に高齢の男性の職探しより、高齢の女性の職探しの方が困難であるともそこには記されています。

 

著者は、なぜ高齢の女性が不遇な処置を受けるのか2つの仮説を立ててみました。

一つは男性ほど女性の高齢に対する法設備が完成されていないことにあります。また体力の面でも高齢の女性になると落ち込んでいくことにも原因があると考えます。しかし現実にの問題として、2030年にはアメリカの3人に1人は50歳以上になるというデータがあります。

そのような時代であるからこそ女性の特に高齢の女性であっても、安心して働くことのできる環境づくりをしていかなければならないのではないでしょうか。

多様性の時代とうたわれていますが、もっと根本的な問題を解決していかなければいけません。

ありがとうございました。

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