103、クリエティブな仕事に対するフィードバックの重要性

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

クリエイティブなスキルが求められている中で、そのアイデアをアクションにまで落とし込ませるためには何が必要なのでしょうか?アイデアだけ出してアクションは人任せにすることが多く見うけられがちですが、自分がうんだアイデアを育児放棄するのはちょっと違うのかなとも思ってしまいます。

そんな時役立つのは良いフィードバックではないでしょうか?良いをつけたのは適切なフィードバックを行えないと何の意味をなさないことがわかっているからです。クリエイティブな人へのフィードバックとはどのようにすれば良いのでしょうか?

それでは見ていきましょう。

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【クリエティブな仕事に対するフィードバックの重要性】

 

フィードバックは学びや向上において非常に重要な役割を果たしますが、もしそれがきついフィードバックであれば受ける側にとっては全く嬉しくないものであると思います。

多くの場合、特にクリエイティブな仕事の場合は特に、フィードバックはネガティブなものとして考えられてしまっています。7つの企業(クリエイティブが強いとされている企業)を合計11,471日もの間調査した筆者からのインサイトでは2つのパターンがあることがわかりました。

 

まず一つ目はそもそもフィードバックから避けている傾向にあることで、フィードバックを受けること自体レアになっているのです。二つ目はフィードバックを受けた時、受け手の感情は基本的にネガティブになっていることがわかりました。それではクリエイティブな人にはフィードバックは不必要なのでしょうか?

答えはNOで、もし本当に良いフィードバックを与えることができれば、もっと彼らのスキルをアウトプットまで落とし込むことができることがわかりました。

 

これを理解するにはまず、クリエイティブな働きそれ自体を理解しなければいけません。クリエイティブとはまず役立つ、そして新しい考え方でなければいけません。

これら二つの要素がうまくコンバインされなければいけませんが、例えば新しさだけが目立ってしまうば、その考え方は誰にも理解されずに埋没してしまうのです。つまり斬新なアイデアは彼らが涙を流すのではなく、その方向性を示していかなければいけないのです。

 

ここでフィードバックの力が発揮できるところです。このクリエイティブな考えを、例えばデザインシンキングとして形にしたり、迅速に方向性を示させてあげたり、組織としてアイデアを形にしていかなければいけないのです。つまりアイデアをアイデアとして終わらせるのではなく、それを形に持っていくためにはフィードバックを受ける側も与える側もその重要性を理解しなければいけないのです。

そこで私はクリエイティブを得意とする社員に対してどのようなフィードバックが好ましいのか、二つの法則から正解を導き出すことができました。その二つの法則を見てみましょう。

 

<好奇心を引き出す質問をする>
私たちのフィードバックの多くは、経験から最適解を導き出すかのように方法をとられがちです。つまり正解の間口を狭くして、部下に正解を見つけてもらうように導く方法です。しかし今行うべきはクリエイティブな仕事を対象にしている人です。

その場合にこの質問は、ただその人の考えを制限してしまっているのです。ここで上司が行う質問は、彼らの好奇心を助長させてあげることです。例えばオープンクエスチョンなどの「どう思う?」や「このアイデアをどこまで持って行こうと思っている?」などといった形で、引き伸ばしてあげることが求められます。

するとフィードバックを受けた側も、そのアイデアに対して一歩踏み込んだところまで考えられるようになるのです。

 

<目的ベースにフィードバックする>
クリエイティブな考えを持つ人の傾向としては、感覚で物事を考える人が多いことがわかっています。そうでなければ斬新なアイデアは思いつきにくいのです。では上司が行うことはなんなのでしょうか?それは目的をブラさないことです。

彼らの考えは他方に飛びがちなので、それを上司が軌道からぶれないようにしていくことが求められます。つまり上司は戦略に口を出すのではなく、根本の目的に集中し、そこを見失わないようにフィードバックすることが求められているのです。

ありがとうございました。

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