104、一流企業はどのようにして失敗から学びを得ているのか

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

失敗を推奨する。

言葉では理解できてもなかなか実行に移すことは簡単ではないですよね?そんな時は過去の失敗談を振り返ってみてはいかがでしょうか?おそらくそれは今では笑い話になっていませんか?そう失敗談はいつの間にか笑えるようになるのです。つまり失敗したら人生が終わるのではなく、一つの酒のつまみになると思えば、すこしはハードルが下がるのではないでしょうか?

それでは見ていきましょう。

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【一流企業はどのようにして失敗から学びを得ているのか】

 

なぜ多くの成功している企業は、失敗することの重要性を唱え、積極的に失敗することを推奨しているのでしょうか?

 

コカコーラのCEOは、失敗を乗り越えることのできない企業は成功することができないと考えています。また失敗がなければ、今ほどのビジネスまで成長することができていなかったとも語っています。

 

ネットフリックスのCEOも、今でこそはたくさんのヒットを飛ばすことができていますが、それまではトライ&エラーの連続で、どれだけ失敗できるか、そしてそれを乗り越えることができたかが重要だったと語っています。

 

またアマゾンのCEOも同じようなことを語っています。世界で最も成功している企業は、失敗の積み重ねの上に強烈な成功という礎を築き上げた企業であるとまで言っているのです。

 

彼らのメッセージを頭で理解できても、それを実行に移すことができる企業は多くありません。私がこれまで出会ってきた日人や組織を見ていても、一様に失敗を恐れる傾向にあります。

しかしそれは上記の彼らから言わせれば、その企業にはまだ失敗から何かを学び得る準備ができていないだけで、本当は失敗からどれだけ多くを学ぶことができて、かつそれがイノベーションにつながるかが理解できていないというのです。

 

それではどのようにして正しく失敗すれば良いのでしょうか?企業や個々の特性が関係していたりするのでしょうか?アメリカの大学によると、「Failing Well(うまく失敗する)」という言葉で説明されています。これはいかに失敗した時に多く学びを得ることができるかといった形で考えられています。

一つ例を挙げてみましょう。「今までの人生で失敗したことをあげてください」と質問されます。これが生徒に対しての問いであればプライベートなこと、企業に対してであれば仕事に関して考えてもらいます。そしてそれを振り返ってもらう中で、失敗から立ち直れなかったかどうかを問います。そうするとほとんどの人が失敗をしても簡単に立ち直っていることに気づきます。

しかし一方で失敗したことから何も学んでいないと気づかされるのです。つまり失敗することはあまり恐怖なことではないという気づきと、それをなぜ失敗したのかを考えられるきっかけを与えてくれるのです。

 

この方法を取り入れて劇的にビジネスを立て直した企業があります。ドミノピザです。彼らは多くの競合もあり2000年序盤売り上げ不振に悩んでいました。彼らはリーディングカンパニーであったからこそ、何かに挑戦して失敗することを恐れていたのです。しかし「Failing Well」の考えのもと、積極的に挑戦を行い失敗することを咎めない方針に切り替えました。

つまりそこで働いている社員が果敢にチャレンジしたものであれば、それが失敗に終わってもキャリアに何の傷がつかないことを保証したのです。CEOはこの経験から、失敗というものは一つの選択肢であってそれが全てではないことに気づきました。

そして失敗がなければ、企業の成功はありえないことも同時に気づくことができたのです。そして最終的にこの数年間で劇的に売り上げを回復させた企業として注目を浴びるようになったのです。

ありがとうございました。

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