110、リーダーシップには戦略と実行力が試される

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

これからリーダーシップに必要な要素を上げていきます。リーダーシップとは、ビジョンを描き、そのビジョンを活性させるために適切な人を巻き込み、実現可能にすることです。これで全部でしょうか?最後に実行することを忘れていませんか?

最近のビジネスマンの特徴として、素晴らしいビジネスプランを作成し、それを実現可能な段階まで昇華させる能力は有していても、それを実行に落とし込むまでのスキルが欠けている人が多いと言われています。

しかし実行が伴わなければいかに素晴らしいビジネスプランも絵に描いた餅になってしまいます。私たちがリーダーシップを発揮するためには戦略はもちろん実行にまで責任を持たなければいけないのです。

それでは見ていきましょう。

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【リーダーシップには戦略と実行力が試される】

 

ここ数十年、リーダーシップは二つの側面があると考えられてきました。それは戦略などの展望を掲げる役目を果たす「ビジョナリー」とスタッフを導く役割を果たす「オペレーター」です。

このように昨今のリーダーにとって何が求められているのかが把握されているにもかかわらず、私たちの調査によると、700人ものリーダーのうち戦略と実行ともに重視し、その期待値を超えている人は全体の8%しかいないことがわかりました。

理由を見て理解いただけると思いますが、リーダーシップが顧客や組織を支えるほどの大きな役割を果たすことができていないのです。

 

スターバックスを例に見ていきましょう。前CEOであるHoward Schultz氏はとても素晴らしい企業理念をStarbucksに根付かせることができました。それは単なるコーヒショップとしての展開ではなく、「サードプレイス」といった、例えば家と仕事場以外の自分の居場所を提供してくれました。世界中のどのStarbucksに行っても、あなたはくつろいでコーヒーを飲むことができるようになったのです。

またStarbucksは単に店舗として成功したわけではなく、従業員の育成にも成功しました。それは従業員ファースト(Starbucksでは従業員のことをパートナーと呼んでいる)と呼ばれる、パートナーのことを最も優先して考える文化が出来上がっているということです。例えばStarbucksには正社員だけではなくて、パートタイムジョブの人たちにも保険やストックオプションを購入できるようにしているのです。

このように様々な要因が重なってはいるものの、Starbucksでは世界中どこに行っても高いサービスを受けることができるようになっているのです。これは実際に戦略と行動の整合性が高いレベルでマッチしていると考えることができます。

 

一般的な企業を考えてみると、コストカットと考えると、まず初めに思い浮かべる一つとして、人件費の削除やトレーニング費用の削除を思い浮かべるのではないでしょうか?

しかしStarbucksでは単体の方針で、人材育成にお金を投資することによって、高いクオリティーを世界中で保つことに成功しているのです。その結果、Starbucksがサードプレイスとしての地位を気づくことができた所以となっているのです。

 

Howard Schultz氏は単に「ビジョナリー」と「オペレーター」の才能を持っていたわけではありませんでした。彼はこれらのスキルをしっかりと戦略を立て行動にまで移すことができていたのです。多くの従業員のギャップとして、掲げている戦略と上位層の行動とが一致していない時に対するフラストレーションや与えられたタスクに対しての目的が明確でない場合に生じる疑心が生まれています。

つまり会社としては基本的な部分ではありますが、このような部分をしっかりと整合性をもたせて実行していくことが成功への近道であると考えられています。才能ある人物を採用することも一つの方法ではありますが、まずはリーダーシップがうまく機能しているのかを把握することが必要であるということができます。

ありがとうございました。

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