112、ブレインストーミングの罠
こんにちは。くらもとたいしです。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあります。これが発生するはある条件が含まれます。それは3人とも志が高く、その道に精通していることです。その時初めて一人では出すことができなかったイノベーションやソリューションが生み出されることでしょう。そうでなければ個人で考える方が良い結果を生み出すことができるのではないでしょうか。
それでは見ていきましょう!!
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【ブレインストーミングの罠】
1950年以降、マネージャーたちは社員に対し、イノベーションやソリューションを見つけるべくブレインストーミングを推奨してきました。しかし21世紀のブレインストーミングでは、グループでのそれは効果的ではないかもしれないと、調査が上がってきました。
この調査の中でTomas Chamorro-Premuzic氏はHBRにて『Why Group Brainstorming Is a Waste of Time』という800にもわたる事例を持って調査しています。
結果、個人でのブレインストーミングが集団でのブレインストーミングより効果的であることを示しているのです。彼の論文の中には70%もの人々は人前ではない方がパフォーマンスを発揮できると述べています。その原因として彼は4つの問題点を指摘しています。
<アイデアの質ではなく声の大きさできまる>
グループのブレインストーミングは会話を通して行われ、声の大きなものが支配的になり、小さなものには注目を当てられない傾向があることが問題と考えられます。
<集団心理による貢献度の低下>
集団であればあるほど個人の貢献度や努力は減少するという問題が考えられます。
<集団社会においての不安感>
中には自分の意見をシェアすることに対して、恐怖心を抱いている人がいるかもしれないという問題が考えられます。
<周囲のレベルにおいての限界>
集団のレベルに対して、能力の高い人も周囲に合わせなければいけない問題が考えられます。結果高いそのような環境下では良い結果は望めません。
著者はブレインストーミングは二人で行い、メモはもう一人に任せることが最もパフォーマンスを発揮すると考えています。つまり考えが相手に左右されず、かつ他人にアイデアを書いてもらうことで考えることだけに集中することが可能になるのです。皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
ありがとうございました。
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