118、戦略的なストーリーの作り方

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

テクノロジーが進むにつれて一見モノが重視され、人が軽視されているかのように見えます。もちろんこれは工業化が進んだ時代から言われている問題です。しかしその技術や価値を創造するのは他でもなく人であり、人はストーリーで動きます。

ストーリーのない無機質な会社は、今はモノで勝負できても、いずれ人の価値に気づくでしょう。その時はすでに手遅れかもしれませんが…

それでは見ていきましょう!!

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【戦略的なストーリーの作り方】

 

最近のエグゼクティブたちの共通の話題は、「新たなストーリーを作らなくてはいけない」です。

 

代表製品を作っているだけではいけないのです。その間にも競合や規則、テクノロジーや才能、消費者行動は素早く変化しているのです。あなたは社員を鼓舞し、関係者をワクワクさせ、消費者を惹きつけ、インフルエンサーを巻き込みたいと願っているはずです。

そしてストーリーは簡潔であり、包括的でなければいけません。また狭いようで開かれてなくてはいけないのです。そして会社のビジョンと戦略や文化のコミュニケーションが取れていなくてはいけません。つまり一貫性が重要になってきます。

 

もっとも簡単な方法は委託することです。どの分野にも専門の会社は存在します。しかしあなたが求めているものと少し違う気がしてしまいます。

 

戦略のストーリーは特別なものです。会社を自分自身とした扱った上で、どこで何をしてきて、これから何をするのか、そしてなぜ存在するのかを説明しなければいけないからです。これは通常の考え方では到達しえないものであり、リーダーシップチームが作っていかなければいけないものであります。それではどのような考え方でストーリーは作られていくのでしょうか?

 

<人を軸に考える>
まずはストーリーの概要を考えます。調査によると私たちの脳は、会社をモノではなく人と捉えていまることがわかっています。仕事のインタビューの時を考えてみましょう。

私たちが知りたいのは紙に書いてあるモノではなく、彼らが何に刺激され、なぜ働くことを好んでいるのかを知らなければならないのです。少し違和感を覚えるかもしれませんが、物語は何をするかでなく、あなたが誰であるかということが重要になってきます。

 

<目的をシェアする>
次は目的をシェアすることです。目的をシェアすることは消費者と同じ方向に向かっていけているかの指標になります。私たちは何を消費者に与えているのかではなく、どこにともに向かっているのかを示さねばいけません。目的をシェアすることは、目的がどれくらい満たされているかを示すと同時に、役割を明確にしてくれるのです。

 

<ブランドのDNAを知る>
人の根本は変化しません。それは会社も同じです。よって創業時のDNAは引き継がれていくのです。そうであるならば無理にブランドDNAの配列を乱してはいけません。

この物語は自社のDNAと合致しているだろうか?迷った時は創業時のビジョンに立ち返ってみれば良いのです。あなたが何をすべきか見えてくるはずであり、そこからストーリーにつながってくるかもしれません。

 

<ストーリーがないことを自覚する>
ほとんどの会社がストーリーを持てておらず、人を軽視したり、目的を共有できていなかったり、DNAから外れてしまうことがあります。また逆も然りで、強力なストーリを持っている会社も、ストーリーを失う時があります。

その時は上記3つのことを思い出しましょう。モノを提供するために人がいるのではなく、人がいるからこそモノを提供でき、目的をシェアすることができるのです。そして軸から外れないこと。この重要性を再認識しましょう。

ありがとうございました。

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