141、ADHDの人が仕事で苦しまないために

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

正直自分がADHDでないと、彼らの症状を深く理解することはできません。

本日のトピックはADHDの人が実際にビジネスで経験してきた苦労から、彼ら自身の対処、そして同僚としての対処法を示してくれています。おそらく私たちの多くが少なからず無知から生じる誤解を持っているかと思います。

このトピックがみなさんのファーストステップになれば幸いです。

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【ADHDの人が仕事で苦しまないために】

 

生まれつき、私は整理整頓をすることが苦手で、またじっとしていることができません。何かに集中し続けるということが難しいのです。

 

学生時代、あまりクラスに馴染むことができませんでした。大学生になり、ほとんどの時間をパーティーに費やしていました。なぜならパーティーでは誰も私に注目することがなかった方です。大学卒業後、私はADHDであると診断されました。今では11%の子供がADHDであると言われています。

 

病名を診断されたからといって、自分の症状が軽くなるわけではありません。大学を卒業し社会に出てからは自分をコントロールしなければいけないことが増えました。私はセールスという職業を選んだので、そこでは私の苦手なオーガナイズする能力やトラッキングする能力が求められたのです。

 

私は何度もなんどもトライ&エラーを繰り返しながら、自分が集中して働ける環境を作ることができました。私のような症状を持っている人は少なからず周りにいると思います。そんな人へ私のアドバイスが役に立てばと思っています。またADHDの人たちと接する時に以下が参考になることを願っています。

 

<自分が何ができるのかを明確化する>
私たちのような、いや私たちの脳の方が優れていると言われている分野があります。それは好きなものに没頭する能力です。

私たちは様々なもの全てに集中力を捧げることは苦手ですが、好きなものには極度の集中力を発揮することができます。つまり私たちは自分が没頭でき、そこに情熱を注げる何かを見つけなければいけないのです。

 

<ホワイトボードにタスクをリスト化する>
私は今日しなければいけないタスクを、毎朝作成します。そこには期待値を込めてではなく、確実に実行しなければいけないものだけをリスト化します。それをいつでも目につくところに貼っておくのです。

そして少し先のタスク、例えば何かのプランニングなどを行わなければいけない際にも、別にホワイトボードを用意してそこに書き出し、少し上に貼っておきます。そうすることで、仕事のやり忘れを防ぎ、かつ計画的に仕事を進めていけるのです。

 

<計画を練る>
次に曜日を決めて自分が何をするのかを区切ります。私の場合、水曜日の1日を使って少し先のタスクをこなすようにしています。多くの人は1日のうちに、今やらなければいけないことと、少し先のタスクを同時並行するのでしょうが、私の場合はそれがストレスになるため、何をやるのかをあらかじめ曜日を決めておくようにしています。

 

<マルチタスクは行わない>
人と話している時は他のことを同時に行わないようにします。もしかすると電話をしながら、メールを処理できる人がいるかもしれません。しかし私にとっては、電話をしながらメールを眺めていると、電話で何を言っているのかが理解できなくなあります。

したがって人と何か話す時は、そこに集中しなければいけません。その意味も含めて、ビデオ電話は私にとって非常に有意義なコミュニケーションツールなのです。

 

<精神的支えを探す>
自分を支えてくれる人がいるに越したことはありません。それが家族でも恋人でも、同僚や上司でもです。私の場合、妻が同じ会社で働いていたので、本当にお世話になりました。このように誰か自分に理解を示してくれる人がいると、自分も仕事がやりやすくなるのはもちろんなのですが、それ以上に理解してもらっているという安心感から、仕事に没頭しやすくなるのです。

全ての人に認めてもらうのは難しいかもしれませんが、自分からも自分を認めてもらうような努力をしなければいけないのです。

ありがとうございました。

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