151、生産性という名のパラドックス

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

生産性とはなんでしょうか?日本のGDPを見てもわかる通り、おそらく多くの日本人は生産性について正しい見識を持ち合わせていないのだと思います。

あるいは組織単位でうまく機能していないということができると思います。個人として、組織として行うことは多々ありますが、一度目先のタスクではなく、物事を俯瞰し全体像を把握することが重要なのではないでしょうか?

今まで気づくことのできなかった発見があるかもしれません。

それでは見ていきましょう!!

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【生産性という名のパラドックス】

 

一般的に生産性とは、限られた時間とコストの中で生み出される価値の分配を表しています。そしてこの20年間で生産性はテクノロジーの進歩(コンピューターやスマートフォンなど)により劇的に進歩してきています。単純に個人の仕事のパフォーマンスが上がったり早くなったりすると、生産性は上昇するのです。

 

しかしアメリカの調査によると、生産性においての成長が年に1〜2%しか、この技術革新の中で伸びていないことがわかっています。これはなぜか、おそらく企業が求める生産性は、個人の生産性の集合体ではないからであるということです。このような違いは沢山存在します。そこで私(筆者)の会社を例に見ていきましょう。

 

我が社はテクノロジー関連の会社で、ここ数年業績を伸ばし続けてきました。しかしここ最近成長が鈍化し、方針として成長性より利益を重視する企業へと変化してきたのです。

そして私たちは700名の社員を対象に、社員がどれだけどのような形で社員とのコミュニケーションをとっているのかを、HRを中心として調査を開始しました。そこで判明したことは、私たちは年間で2,000,000時間を損失していることが判明したのです。ここでの社員のコミュニケーションとは、会議や準備などの時間は含まれていません。

そして残念なことにここに生産性を上げるヒントがあるにもかかわらず、その対処法をわからないでいたのです。

 

そしてさらに悪いことに、社員が働いている時間の半分は会社が求めている仕事とは違う中での、他者とのコミュニケーションに使われているという問題です。そこでまずは社員が自覚することが重要です。

会社が求めている生産性と個人が考えている生産性の認識のズレを修正しなければいけません。自分が従事している仕事が本当に会社の成長に寄与しているのであろうか?と自問することが重要であり、成長に寄与するためには自分が今何を必要としているかを理解しなければいけません。

 

またマネージャーは個々人の生産性を追いかけるのではなく、会社の生産性を伸ばすためには個人に何を求めるのかを明確にしなければいけません。

結論、会社が求める生産性とは何かを、社員がしっかり理解した上で、自分が達成すべき課題をクリアにすることが求められるのです。

ありがとうございました。

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