170、目上の人への反論の仕方

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

北米のネイティブと文化について話していた時、多くのカナディアンは日本のビジネス文化に対して、上司の決定は絶対的で、それがプライベートを侵害するものであっても逆らってはいけないと思われていることがわかりました。彼ら曰く、日本人は上司から誘われると「Yes」しか選択肢がないと考えられているのです。

私は以前外資系会社で働いていたので、純粋な日本企業の形態がわかりません。日本でのケースをご存知の方はぜひ情報をシェアしてください。上記の状態が正しくないことを祈ります(笑)

それでは見ていきましょう。

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【目上の人への反論の仕方】

 

あなたの上司が私に、うまくいきそうにない新しい試みを提案してきています。またあなたの先輩が私に、プロジェクトのアウトラインを説明していますが、あなたは現実的だとは思っていません。もしあなたより上の立場の人に反対をする際、どのようにすれば良いのでしょうか?

 

専門家曰く、目上の人に対して反対の姿勢をとるのを避けることは、人間として当然の習慣だといいます。生物学的に自分に危害が及ぶことを、人間は避ける習慣があるからです。また批判はネガティブな感情を作り出します。

例えば変な人と思われたらどうしよう、とかクビにされたらどうしよう、とかです。ここでは目上の人に対して反対をする際の方法をご紹介します。

 

<リスクについて現実的に考える>
たいていの人は話している時、リスクについて考える頭が追いつかなくなります。イメージによって間違った方向に進んで行く場合があるのです。

その場合、全体を否定するのではなく、「話されていないリスクが…」と話に入っていきましょう。初めは驚かれるかもしれないが新たな気づきにもなりうるのです。またこの方法は相手に否定された感じを与えないので効果的です。

 

<出るべきか待つべきかを考える>
リスクに言及した後、あなたはこれ以上話すか話さないか判断しなければいけません。もし後押しがありそうならば議論を交わした方が良いでしょう。もしが新たな提案が期待できなければここは待つのも手段です。自分の意見を通すことが正しいわけではないことを知らなければいけません。

 

<ゴールの共有ができているかどうかを考える>
この反対を始める前に、起案者が何について考えているかをしっかりと把握しなければいけません。その考えを理解した上で、あなたによりそれを超える目的があるのであれば、反対を開始すべきである。なぜならあらを探そうと思えばいくらでも探すことはできるのですから。

 

<反対する可能性があることを事前に承知してもらう>
反対する許可を事前にもらいましょう。少しおかしく聞こえるかもしれませんが、相手に心構えと準備をしてもらえる点では、衝突を和らげる効果が期待出来ます。もちろんそこでも直接的な言い方は避けなければいけません。あくまでも違う視点を持っていることを強調するのです。

 

<冷静になる>
冷静を保つことを忘れてはいけません。反対意見など、他者を批判的な立場で迎える場合、緊張してあがったり、声が大きくスピードが速くなる傾向があります。これは冷静な議論や意見を行うことができなくなるため、気づいた時点で落ち着いていきましょう。幸い瞑想や様々な方法が今展開されています。

 

<独自の見解を用意しておく>
反対するからには、反対だけで終わってはいけません。それに付随する目的や価値をしっかりと理解してもらわなければいけないのです。反対するだけではただのクレーマーに終わってしまいます。自分は何を成し遂げたいのかを知ってもらわなければいけないのです。

 

<決定的な言い方をしない>
決定的な言葉を用いることはお勧めできません。なぜならあなたの意見は一つの意見であり、それが正解とは限らないからです。念押しになりますが、自分の意見を突き通すことがビジネスではないことを知らなければいけません。

 

<謙虚さを忘れない>
勤めて謙虚でいましょう。ここでもし傍若無人な態度になってしまっては、あなたは確実にプロジェクトから外されるでしょう。反論をしながら無礼な態度を取っていると、プロジェクトどころか会社での居場所もなくなってしまうかもしれません。

 

<決定者に身を委ねる>
あとは決定者に委ねましょう。会議にあなたを招いた人がいるのであるから、最終決定はその人にプロジェクトをどう進めるかは決めてもらうのです。あなた自身が全ての責任を追う必要はないでしょう。

ありがとうございました。

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