１８３、20代が知っておくべき一つの真実
こんにちは。くらもとたいしです。
今の日本が楽しくないのは、オープンな村の数が少ないままに、各人が個人化して孤独になっているからです。『日本再興戦略』より抜粋
『日本再興戦略』（著：落合陽一氏）を読んで気づいたことがあります。私たちは他国の思想に依存しすぎていたのかもしれません。もともと日本には1500年近くの文化があり、幸いにもその文化を今まで継承してくることができました。
日本は近年２度大きく成長してきました。一度はイギリスから学んだ産業革命。そして戦後のアメリカから学んだ高度経済成長です。この２度の経済成長により、一度は日本はアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国となりえました。しかし過去数十年私たちはその栄光にとらわれ過ぎていて、それが足かせになってしまっていたのも事実です。
今まさにデジタルの分野で大きく世界が変化していくフェーズに差し掛かっています。今一度私たち、特に20代は自分には何ができるのかということを考え直さないといけないかもしれません。
その意味では、『日本再興戦略』（著：落合陽一氏）は日本を再興する考え方の一つとしては非常に参考になる本なので時間がある方はぜひ一度チェックしてみてください。下記リンクから書籍版・デジタル版が購入できます。
それでは見ていきましょう。
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【20代が知っておくべき一つの真実】
年齢を重ねてくると、20代がどのようなものだったかを思い出すのは難しくなってきます。今がまさに20代の人は自分の幼少期の時代を想像してみてください。写真を見て振り返るのは簡単ですが、当時の空気感までは覚えていないかと思います。
いつの時代も、20代は困惑と孤立の世代であると言われています。まず働く環境に身を置くなかで一人暮らしを体験し、孤独を実感します。また特に家族や子供ができるまでは、大人と子供扱いが合わさり困惑するのも20代の特徴です。
そして今の20代は一昔前の世代と比べて苦しんでいる傾向があるとも言われています。例えば30年前までは、鬱の傾向は20代半ばと40代後半から50代前半によって減少する傾向がありました。しかし今はさまざまな要因が重なり合い、変化しているようです。そう20代で鬱傾向にある人が増加してきているのです。これは今の社会環境が一層孤独と困惑を増長している他ありません。
しかし心配しなくともこのような危機は四半世紀に一度体験するものであるとも考えられています。20代はその一回目であり、今までのコミュニティーや環境が変化し一度孤独に陥る時期なのです。皆が同じような経験をしていると考えることができれば、自分だけではないんだと落ち着くことができませんか？
そしてそこから抜け出すには、新たなコミュニティーへの参加や環境の変化を起こさなければいけません。これは不安と同時に非常に成長するきっかけにもなるのです。今は一つのコミュニティーに身を置いておくのではなく、複数のコミュ二ティーに身を置くことで様々な専門性を磨いていかなければいけません。
また研究によると20代で強いストレスを経験すると、のちのストレス体制が強くなりメンタルを壊す可能性を抑えてくれるという研究があります。そしてこの20代の危機を経験しているほど、30代のポジティブな感情の表現や40代の人生の満足感を得ることができる体制を作ってくれるのです。
つまり20代の危機を避けるのではなく、積極的に孤独に飛び込み、乗り越えることがのちの人生に好影響をもたらすことが分かっているのです。
今働き方の考え方が、若い世代を中心に大きく変化しようとしています。現代の若者の傾向として、ストレスから逃れるようとする動きがあることがわかっているのです。特にワークライフバランスという考え方は、いかに仕事とプライベートを分断しストレスから解放できるかと考えられています。
しかし上記しましたが、あまりストレスを避けていては先の30代、40代で自分を壊してしまうかもしれません。もちろん自分からストレスのある方に飛び込んでいくことをお勧めしませんが、ある程度自分に負荷がかかるように持っていくことは自分が成長していくためには重要です。
今の20代からデジタルネイチャーとも言われている通り、これまでの考えられ方とはあまり合わなくなってくるでしょう。特に意味を持たない習慣は積極的に駆逐されていかなければいけません。今20代の人は、自分に何が求められているのかを理解し、それに向かって全力で取り組むことをお勧めします。
また大人世代の私たちん役割は、彼らに積極的に投資をすることであることを知っておかなければいけません。
ありがとうございました。
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