201、質問力を鍛える

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

ビジネスにとってもっとも根底にあるスキルとは何でしょうか?私は傾聴力がその答えの一つであると考えます。例えばセールスであれば自分が話すよりも、相手の話に耳を傾けなければいけません。またマーケターであっても、市場のニーズを聴くことで最適なプロモーションを行うことができます。

もちろんマネージャーというポジションの時も傾聴力は必要です。なぜなら部下が今なにを考えているのかをしっかり引き出すことができないと、しっかりとしたコーチングを行うことができないからです。話を聞かなくてもティーチングは可能です。なぜなら自分の知識をただ相手に伝えれば良いだけだからです。

しかし今求められているのはコーチングの能力です。この能力を鍛えるためにも、ビジネスの根底のスキルである傾聴力を鍛えていかなければいけません。

それでは見ていきましょう!!

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【質問力を鍛える】

 

「どう思う?」

 

こんな質問をされるケースはありませんか?私はよくあります。メンバーが相談をしてきたとき、私は真っ先に質問を返します。これはコーチングとして、考える力を養うための方法と考えていました。そしてまれに彼らは私が思いつかなかった回答を出してくれるときがあります。

 

この方法は特に正解がないときの質問として有効です。しかしこれは組織があまり変動のないところで有効な質問の仕方でもあります。例えばTwitterのようなプロジェクトごとにチームが編成され、早いサイクルで回るところではうまく働いていない傾向があることも事実です。

 

そこで注目されているのが、リスニングのスキルです。確かにリスニングは高いスキルを要します。なぜならばただ単に聞くのではなく、しっかりと聴く力が求められるからです。これは傾聴力と言われています。しっかり聞くことによって適切な質問ができるようになるのです。ここではまずリスニングのスキルを高めるための、3つのレベルを紹介していきます。

 

<自分に集中する>
まず自分の内の声に意識を集中させます。自分は何を考え、心配し、優先しているのかを把握するのです。

 

<相手に集中する>
次は相手に集中します。特に相手の話のニュアンスにまで集中してみましょうその人はどのテンションで話しているのかを把握するのです。

 

<360度リスニング>一人に集中できるようになったら次は周囲に集中を回します。周囲の空気感をつかめるためにアンテナをはりましょう。

 

このようにまずはリスニングを行う環境を整えます。そしたらラップトップを閉めて、本当のリスニングを始めましょう。つまり相手の顔を見ることが大切ということです。特に新しくチームを組んだところでこれは重要です。

上司と部下がコミュニケーションをとれていなければ、組織は回らないからです。その際上司は積極的に部下とコミュニケーションをとり、リスニングをしなければいけません。それではどのような方法が好ましいのでしょうか?

 

<フェイストゥフェイス>
心理学者いわく、電話では相手の意図を完全に把握できないことがわかっています。傾聴力を鍛えるためのリスニングを実施するのであれば、電話を切り、ラップトップを閉じ、相手の目を見てリスニングをしなければいけません。

 

<自由な時間を確保する>
上司である以上忙しいのは承知です。しかし一日の数十分で良いから、フリーの時間を作らなければいけません。そしてフリーな時間を使って部下の表情を読み取るよう努めましょう。

 

<質問を返す>
部下が相談してきたとき、すぐに答えを示すのではなく。いくつか質問をはさみましょう。このように部下が求めてきたものに答えを返すことは簡単です。しかし部下は自分で解決策を思いつかなくてはいけません。そのため、そして自分へのトレーニングのため、解決に導くことのできるような質問の投げかけを行うように努力してみるのです。

 

回答を与えすぎると、部下は指示を待つようになってしまいます。つまり考えない社員になってしまうのです。もちろん市場はめまぐるしい速さで変化しています。しかしそれに合わせた上っ面の仕事をするのではなく、しっかり顔を合わせてコミュニケーション、そしてリスニングすることが重要なのです。

ありがとうございました。

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