203、本当の意味で自分の弱みを理解できているのか

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

今年も3月を皮切りに2019年度の新卒採用試験が始まります。(※この記事は2018年2月に書かれたものです)そのために多くの就活生はエントリーシートや会社概要を研究しているのではないでしょうか?その中に「自分の強みと弱みはなんですか?」といった質問を必ず聞かれるはずです。

この場合の弱みは、実は強みだけど弱みに聞こえるものがベターです。しかしそれを本当の自分の弱みと勘違いしてはいけません。ちょうど自己分析している良い機会なので、本当の自分の弱みはなんなのか?ということに向き合ってみても良いのではないでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【本当の意味で自分の弱みを理解できているのか?】

 

「私は自分の強みも弱みも理解しているよ。」

私が多くのエグゼクティブをコーチングしてきた経験によると、多くの人が自分の強みだけではなくて、弱みまでも把握していると言います。

確かに彼らは評価方法として360度フィードバックを行っているところが多いので、自分が弱みを持っていることも知っていますし、なんの弱みを自分が持っているかも理解しているつもりでいます。しかし実は自分の最も欠点であるところは気づけていないのです。なぜならフィードバックの多くは簡単に改善できる弱みを指摘されるところが多く、本当の欠点は隠されてしまうことが多いからです。

実はこのように自分の弱みを理解しているつもりというものが厄介です。なぜなら弱みを理解したつもりでいる人は、自分の最も欠点であるところを受け入れることができないからです。つまりそんなに弱みでなかったものが邪魔をして本当の弱みを隠してしまうからです。

 

<なぜ弱みは自己診断することが難しいのか?>
まず弱みの反対である強みから見ていきましょう。強みを自分で気づくことはそう難しくはありません。なぜなら基本的に自分の強みが功を奏して結果が生まれることが多いからです。したがって自分の成功体験から紐解いていくと自分の強みを把握することができるのです。また相手からのフィードバックでもポジティブな側面は伝えやすいので、強みはフィードバックしやすい分野であるということができます。

それでは弱み、特に最も大きな欠点についてはどうでしょうか?最も大きな欠点を言い換えると、罪の省略ということができます。なぜなら相手の罪は簡単に気づくことはできますが、自分の罪は簡単に自分では把握することができないため、脳の処理から省略されていると考えられているのです。またこれは相手も同じです、相手には自分の欠点が顕在化しているのにもかかわらず、それを隠すように自分の頭から省略してしまうのです。

そのような人たちの特徴として、「これ以上私に何ができるの?これ以上やりようがないんだけど」という傾向にあります。これは自分に非があるにもかかわらず、自分の欠点が隠されているため、気づくことのできていない典型的な例です。

 

<自分で気づくことができるようになるために>
それではどのように自分の弱みを把握していけば良いのでしょうか?方法はいくつか考えることができますが、ここでは自分でもできる簡単な方法をご紹介します。

まずは最も基本的なことですが自分は必ず欠点があることを受け入れることです。なぜならばこの受け入れ態勢がなければ、受け入れる前に弾いてしまうからです。その体制が整えば次に人を探します。その人とは正直に伝えてくれる人です。おそらくそれは会社関連の人は難しいでしょう。なぜなら彼らには利害関係が働いてしまうからです。

おそらく長年の友人や自分の目上の人を探すのがいいでしょう。自分が求めていることを明確に伝えた上で、都度フィードバックを行ってもらうのです。この時に否定してはいけません。なぜなら否定した段階で自分の欠点に気づく機会がなくなってしまうからです。

まずは全てを受け入れましょう。もしそれが自分では受け入れがたい内容だったとしてもです。自分の本当の欠点に気づかせてくれるかもしれません。

ありがとうございました。

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