205、立ったまま行う会議の効果
こんにちは。くらもとたいしです。
最近様々な会議スタイルが提唱されています。Steve Jobsは二人の時は散歩をしながら会議を進めていたことは非常に有名なお話です。しかしそれをどのような状況でも有効であると考えてはいけません。
会議のやり方から考えるのではなく、会議の内容からやり方を考えなくては、ただの形式だけ取り繕った会議として終わってしまいます。すべてにおいてそうですが、形式ではなく本質を理解しなければいけません。
それでは見ていきましょう!!
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【立ったまま行う会議の効果】
立ったまま行われる会議は、迅速性やイノベーティブなマネジメントの手法として広くビジネスシーンに広まってきています。これらは特に会議の迅速性の向上として評価されています。wikipediaではこのことを、「立ったままでいることは不快感を生むため、ミーティングを簡潔に行うことのできる会議手法である。」と説明しています。
私がある企業の組織と戦略の変革の仕事を担当している時、オフィスのデザインに関しても変化に着手しました。テーブルのサイズや会議室を机の配置がO型、U型、V型など、会議の内容によって、形がボスやプレゼンターへの効果を変えるためです。
その中で私は立ったままでの会議について考えてみました。確かに立ったままで行われる会議は迅速性につながることは事実のようです。しかし全ての人にとって有効でないということも同時にわかりました。それは特に身体的な特徴からです。
そうまずは性別の差です。基本的に男性の方が女性よりも身長が高いことが一般的です。よって身長の差が威圧へとつながり、発言の量を抑制する働きが生じるのです。(女性がヒールを履き男性の身長を抜かすと逆の心理が働く!!)
また年齢により差があります。若い人は立ったままでいることに対して嫌悪感を覚えるのは遅いですが、年齢がいっている人ほど立っているという行為自体がしんどくなってくるのです。そう確かに椅子に座ると時間は長くなりますが、配置次第でそれを解決できる方法もあるのです。必ずしも立ったままでの会議が有効なわけでもないということを知っておいてください。
とはいえ私は別に立ったままの会議を批判しているわけではありません。ケースをしっかりと考え、しかるべき会議スタイルを考えなければいけないと言っているのです。立ったままが有効な事例もあるし、座ってじっくりブレインストーミングすることが重要な事例もあります。ようは会議のやり方から入るのではなく、内容から会議のやり方を考えなくてはいけないのです。
ありがとうございました。
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