227、再結合が新しいアイデアを生み出す鍵になる

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあります。これはよく言ったもので一人の力は平凡でも、三人集まれば素晴らしい知恵を生み出すことができるといった意味です。

日本には元来コミュニティーいわゆる村としての集合体で社会が形成されていました。そしてお互いのフォローによってコミュニティーが成り立っていたのです。近代に入り西洋思想が取り入れられたことで、個人の力にのみ意識が集中されるようになっていますが、本来日本人がベースに持つのは相互フォロー型のコミュニティーです。そしてこれがクリエイティビティーやイノベーションを生み出すファクターとなっていることが分かり始めています。

日本の再出発はテクノロジーは活用しながらも昔の考え方を再インストールするところに鍵があるのかもしれません。

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【再結合が新しいアイデアを生み出す鍵になる】

 

私たちはクリエイティビティーやイノベーションについて話をする時、既存のものを再結合させて新たなアイデアを生み出す手法が考えられます。例えばシャンプーのノズルや家庭用コレステロールテスターももとは異なった商品に使われていた技術を応用したものなのです。

 

30年以上も前から、既存のものを結合して新たなアイデアを生み出すためには、今まで関わってこなかったグループとの会話が重要であることはわかっています。つまり私たちは同じグループだけに属していては様々な観点からのアイデアを生み出すことはできないので、自分とは異なったグールプの人たちの考え方を学ぶ、いわゆるネットワークブレイカーになることが推奨されています。

 

そうです、私たちはネットワークブレイカーになれば良いのです。しかしもちろんこれは簡単なことではありません。なぜならば私たちは元いたコミュニティーを簡単に変えることができないからです。これは身体的にも精神的にも言えることです。それではどうすれば良いのでしょうか?それは何も自分が完全にソーシャルブレイカーにならなくて良いということです。完全ではなく部分的に集中してソーシャルブレイカーになるのです。

 

例えばあなたがAというコミュニティーに属しているとします。するとあなたはAのコミュニティーに属しながらもZというコミュニティーに一部だけ参加するのです。また他のAに属している人が同時にXに属するとします。そうなるとAのコミュニティーにはA・X・Zの考え方がインストールされるのです。これの話を広げていけば、コミュニティーとしてのソーシャルブレイクになることができるのです。

 

SpaceXを例に考えてみましょう。彼らはFalcon1ロケットを打ち上げるためにコストを削減しなければいけませんでした。しかし競合の価格帯を考えてみても大きなコストカットをできる案があるようではありませんでした。

そこでSpaceXにいたエンジニアたちが前にいたコミュニティーでのコスト削減の方法を寄せ集めました。ロケットを作る考え方とは異なる考え方をロケット作りに採用させていったのです。これにより従来ロケットを作るのに$65百万かかっていたものが、SpaceXは$7百万で製造することができるようになったのです。

 

このように一人の力だけではなく、複数異なった力を借りることで知識を再結合させ新たなアイデアを想像することができるようになるのです。

ありがとうございました。

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