２２９、どのタイプのリーダーシップが求められているのかを判断する
こんにちは。くらもとたいしです。
成績がよくてもリーダーに昇進できるわけではありません。むしろ成績が良いだけでは、プレイヤーとしてしか活躍できない可能性があります。
むしろあまり仕事ができている感じには見えないけど良いポストについている人がどこの会社にも一定数いると思います。彼らに共通しているものはなんでしょうか？実は彼らのリーダーシップと会社が求めるリーダーシップがマッチしている可能性が高いのです。
それでは見ていきましょう。
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【どのタイプのリーダーシップが求められているのかを判断する】
AmazonやTeslaといった継続的に新しいサービスや製品を生産する確信的な企業にはビジョンを明確に描くことのできるリーダーが重宝されます。イノベーティブに重きをおいている企業にとっては、彼らのようなチャレンジングなリーダーが望まれることがMITの研究からわかりました。
しかしこのようなリーダー像がどこの企業にも望まれるわけではありません。例えばGEやP&Gといった人種のるつぼとでも呼ばれるような多国籍企業に関しては別のリーダーシップ像が求められます。
これらの企業にはブランド力を高めることに優れたリーダーがふさわしいでしょう。なぜなら彼らはすでに確固たるブランドがありながらも、常にそのイメージを最新のものにアップデートしていかなければいけないからです。
このようにリーダーシップと言ってどのリーダーシップが求められるかは会社によって異なります。そしてどのようなリーダーシップが自分の会社には必要なのかを把握することが、ビジネスを加速させていく上で大切なことになります。
それではどのような方法が有効なのでしょうか？それは誰が会社をやめたり、誰が解雇されたのかを注意深く観察することです。なぜならこの傾向が自分たちにどのようなリーダーシップがあっているのかが見えてくるからです。
例えばチャレンジングなリーダーシップの元動いている会社に所属しているとします。Aさん自身が何事にもチャレンジングで、常に新しいことを望んでいるのであれば、その企業との相性は良いでしょう。なぜならリーダーとの方向性が同じだからです。
ではコンサバティブな考えを持つBさんはどうでしょうか？おそらく考え方の違いから会社をやめてしまうかもしれません。むしろBさんは伝統のある綿密な作業が求められる会社の方があっているのかもしれません。
特にニューハイヤーにこの傾向が現れます。採用後約6ヶ月で自分のスタイルと会社のすたるがあっているかがわかっているため、この前後にやめているニューハイヤーを観察すると、自分たちのリーダーシップはどのようなものであるかが見えてくるはずです。
もちろん企業の状態によっても必要とされるリーダーシップは変わります。成績が芳しくない企業にとっては、短期的にカリスマ性のあるリーダーが会社を引っ張っていく方が良いとされています。
反対に堅実に成長している会社にカリスマ性のあるリーダーがついてしまうと、良いターンアラウンドが起きるかもしれませんが、その反対の可能性も高くなってしまいます。
つまり外・内部からリーダーを採用するとき、今の自分たちの会社の文化とその状況を加味した上でどのようなリーダーシップが必要とされているかを判断しなければいけません。決して今このようなリーダーシップのスタイルがトレンドだからといった理由で選んではいけないのです。
ありがとうございました。
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