231、ARが変える、医療現場の未来

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

多くの人がARの技術をすでにポケモンゴーなどで体験されているかと思います。先日京都の建仁寺を舞台に、microsoftと博報堂との共同で、風神雷神図屏風をメインとした「MRミュージアム in 京都」を開催していました。

今ARの技術がゲーム業界や旅行業界など様々な業界に核心をもたらしてきています。そしてもっとも大きな変革の一つに医療業界が含まれています。ARの利用によって医療業界はどのように変わっていくのでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【ARが変える、医療現場の未来】

 

ここ10年くらいで、ウルトラソノグラフィーやマモグラフィー、CTやMRIといった診療技術が進化してきました。同様に超小型カメラやリアルタイムデータストリーミング、高精度プロセッサーなどがいたる医療現場で使われるようになりました。これらの技術革新のおかげで、手術における正確性は飛躍的に上昇してきました。

 

しかしまだディスプレイの分野においては1950年代とあまり進歩が見られていないのです。基本的にビジュアルデータは2Dのフラットスクリーンに映し出されています。しかし実際の人体は3Dなので、2Dあら3Dのイマジネーションは医者に委ねられていたのです。

したがって診断段階ではCTやMRIを駆使しどこに何があるのかがわかっている状態になっているのにもかかわらず、最終的なメスは医者のスキル次第ということになっています。

 

そこで近年注目されているのがAR(拡張現実)を使用するということです。このARの技術はオペのあり方を変えることが確信されている技術です。Microsoftなどが開発しているホロレンズを使用することによってARを映し出していきます。

ヘッドセットを着用することによって、必要なデータをレンズに映し出します。また3Dで映し出すことが可能になっているため、患者の臓器に対してどのような方法で手術していけば良いのかが一目でわかるようになるのです。

 

このARの技術で2つのことが大きく変えることができると考えられています。まず一つ目はスキルのギャップを少なくすることができるようになることです。もちろんですがシニアのドクターとビギナーのドクターではオペスキルに大きなギャップがあります。

今まではシニアがサポートに入ったりしてビギナーのスキルをカバーしていました。もちろんスキルをあげることはこれからも必要ですが、ARが発達することによって正確性がまします。したがってどこにどのようにどれだけメスを入れれば良いのかということが確実になるのです。経験や勘から正確なオペができるようになるのは非常に大きな違いです。

 

2点目に効率性の向上です。通常オペ室では4〜8人くらいのドクターとナースが携わっています。一人一人が役割をもって動いているのです。しかしARはこれを効率的にすることができます。ARを使用すると必要な情報を全てレンズ状に映し出すことができます。しかもそれをリアルタイムでシェアリングすることが可能です。

つまり指示を出すのは同じオペ室にいなくて別室でモニタリングすることが可能です。また何が必要なのかがシェアリングされているため、器具などのサポートがより効率的に回すことができるようになります。したがってオペ室での人数が最小限に減らすことができるのです。効率性とコストの面から見てもARは医療現場に貢献することが期待されています。

ありがとうございました。

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