239、お店に足を運ぶ理由がなければ、オンラインショップに駆逐される未来が見えている

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

皆さんはオンラインショップをどのように、そしてどれくらいの頻度で活用していますか?実際私は初めて買うものは実際の店舗に行って、実物を目で確かめて購入しますが、定期的な購入物はほぼAmazonなどのECommerseに頼っています。そんな人や、むしろオンライン以外では買い物をほとんどしなくなったという人も増えてきているのではないでしょうか?

しかし実際の店舗にも勝算はまだまだあります。実際の店舗ならではの、足を運びたくなる仕組みづくりによりフィーカスしていかなければいけません。

それでは見ていきましょう!!

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【お店に足を運ぶ理由がなければ、オンラインショップに駆逐される未来が見えている】

 

ホリデーシーズンが近づくと、多くの商店が力を入れてその時期を迎えます。その中でもいかに実際のリテールショップとオンラインショップとの違いを明確にすることができるかが、昨今のビジネスの分かれ道になってきています。このリテールショップとオンラインショップとの間の戦いが熾烈化してきたことによって思いもよらないことが起こり始めています。

例えば記憶に新しいのはTos’R Usの倒産ではないでしょうか?おもちゃ玩具で圧倒的な人気のあったところでさえも、時代を読み間違えると倒産の危機に晒されてしまうのです。

 

ではオンラインショップの利点はなんでしょうか?それはそれは圧倒的にカスタマーの時間を節約できることであると考えられています。わざわざお店にまで足を運ばなくても、自分の好きな商品を閲覧し、クリックひとつで購入できる。商品は好きなタイミングで自宅まで配送されてきて、返品も煩雑なプロセスはありません。また最近では送料無料のところも増えてきているため、商品を購入するといった意味では圧倒的にオンラインショッピングの方に軍配が上がるでしょう。

2017年にはオンラインでの売上が全体の10%でしたが、2025年には20%、2030年には30%、2035年には50%まで届くと予想されています。

 

この脅威に実際のリテールショップはどのような対応をしていけば良いのでしょうか?時間の節約というフィールドでは確実に戦ってはいけません。リテールショップでは、カスタマーが実際にお店を訪れる理由を作らなくてはいけないのです。カスタマーに商品を提供するだけではなく、そこでしか得ることのできない体験をサーブすることが求められています。

例えばEatalyというミラノをベースにイタリアで13店舗、アメリカで5店舗、他国で5店舗を展開しているレテールショップがあります。そこではイタリアの料理をテーマにクッキング教室やカフェ、レストランやイタリア産の食品、そしてイタリアの食器を販売しています。その店舗に実際に訪れることによってでしか味わうことのできない雰囲気をカスタマーに提供しているのです。

 

LushやSABONを考えてみるとわかりやすいかもしれません。彼らは主に石鹸用品を販売していますが、特徴は香りと質感です。残念ながら香りと質感はオンラインショップではサンプルすることができません。この会社はスペースの一角に実際に体験できるスペースを設置し、カスタマーに購入前に体験できるサービスを提供しているのです。

Walmartの試みもAmazonでは提供できないものを提供しています。例えばクリスマス時期に店舗ないでクリスマスフェアと題し、特に子供むけにクリスマスイベントを開催します。商品のディスカウントを行うのではなく、子供をつれた両親が、イベント後に買い物をしていけるような導線を整えたのです。

 

このようにオンラインショップにはオンラインショップの利点、そして実際のリテールショップにはリテールショップの利点があります。彼らの戦略として間違えてはいけないことは、勝てない土俵で勝負をすることです。前述の通り実際のリテールショップがオンラインショップに利便性で勝負してしまっては勝算は低いでしょう。

それよりもいかに実際に足を運ばないと体験できないような体験を提供することができるかにフォーカスした方が、オンラインショップとの差別化はうまくいくはずです。経営者はこの戦略を今一度考え直さなくてはいけないのかもしれません。

ありがとうございました。

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