244、セルフアウェアネスの低さがリーダーにとっての弱点となる

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

人は自分のことをもっとも理解できていないといいます。まさしく私たちは、自分の全身さえ肉眼で把握することはできないのですから、自分のことを客観的に把握することなど不可能なのかもしれません。

しかし驚くことに様々な調査結果からは自分のことをよく知っていると答える人は多いとされています。このギャップが問題で、自分のことを理解できていないのに、自分は自分のことを理解できていると思い込んでしまう、このバイアスが人と人とのコミュニケーションに大きなズレを生じさせてしまいます。私たちは自分たちのことを知った気になっていないでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【セルフアウェアネスの低さがリーダーにとっての弱点となる】

 

身長や音楽の才能、ユーモアのセンスがひろそれぞれ異なっているように、セルフアウェアネス(自己発見)できる度合いも人それぞれ異なっています。またその中でも相手のことに気づいてあげることのできる能力も大きく人それぞれ違うのです。

 

疑うことなく、セルフアウェアネスはリーダーにとって欠かすことのできない能力です。リーダーの役割は社員をインフルエンスし巻き込んでいくことが期待されています。したがってリーダーは彼ら自身の行動が社員にどのようなインパクトをもたらしているのかを知らなければいけないのです。

 

例えばポジティブ・ネガティブなフィードバックどちらであっても、伝え方を変えていかなければいけません。なぜならリーダーの言い方一つで社員がやる気を出したり、反対にやる気を無くしてしまうケースもあるからです。したがってリーダーは自分の行動一つ一つがどのような影響を与えるのかを理解しておかなくてはいけないのです。

 

しかし残念ながらセルフアウェアネスの高い人が稀であることもわかっています。調査によると、自分自身のセルフアウェアネスの割合が、自分の判断と自分以外の人たちとの判断では平均で10%ものギャップがあることがわかったのです。

特にリーダーと言う立場になった人たちの特徴として、謙虚さよりもより自信を持つ傾向にあります。またそして女性より男性の方がその傾向に強いこともわかっています。つまり男性リーダーは自分のセルフアウェアネスがかけているにも関わらず、自分にはそのスキルが備わっていると、勘違いしてしまっている傾向にあるのです。

 

それではこの結果から私たちはどのような行動を起こさなければいけないのでしょうか?もし自分の上司がこのような上司であった場合の対応方法と自分がリーダーの立場のときにこのような状況に陥っていないかを踏まえて以下3点を見ていきましょう。

 

<助けを差し出す>
まずはじめのステップです。一つ目では、あなたの上司が相手の意見を受け入れ、欠点は直そうと務める人物であることが前提です。リーダーは必ずしも完璧ではありません。したがって自分では相手のことを思いやっていてもそれが効果を発揮していないこともあります。

したがってあなたが上司のサポートを申し出ましょう。チームや組織のために、リーダーが自己中心的な振る舞いになってしまっていたり、相手のことを考えきれずに行動してしまっている場合に、今の状況を説明する役割になると良いでしょう。相手が話を受けれいれる人物である限り、あなたは信頼できる人物として重宝されるはずです。

 

<ダークサイドの対処方法を学ぶ>
誰しもが自分の中にダークサイドを持っているはずです。前述しましたが、リーダーは完璧なわけではありません。むしろ最近の傾向として弱点を持った人の方がリーダーとしてはふさわしいとさえ言われています。リーダーは自分のダークサイドを理解した上で、それをカバーしながら行動することが期待されますが、時としてそれがきかない可能性もあります。

そのような場合はリーダーが持つダークサイドをうまく対処できるように学んでおかなければいけません。人は強みを発揮することで、一方で弱みが出てきてしまいます。サポート役としてはその弱みが出てきたときにうまく対処できるかどうかが鍵となってきます。

 

<共存することを目指す>
残念ながら強烈なセルフアウェアネスが欠如してしまっているリーダーも存在します。例えばナルシシズムやカリスマ性の高いリーダーは、セルフアウェアネスが欠如していることがあります。そのような場合はどのように対処をすれば良いでしょうか?まずはじめにおのような人たちは相手の意見は聞きません。それが自分の上司であってもです。

したがってサポート役でできることは、彼らの起爆スイッチを知ることです。もちろん彼らは常にそのような振る舞いであるわけではなく、何かのスイッチが入ることによって作動します。したがって彼らの爆発パターンを知ることによって、それが起こることを回避できるようになるのです。最悪でもその場に自分たちは関係ないようにすることもできます。

 

調査でもわかった通り、セルフアウェアネスが優れている人はあまり多くありません。自分の上司、もしくは自分にはセルフアウェアネスが足りないことを理解して、その上でどのような行動をとっていけば良いのかを考えておかなくてはいけません。

ありがとうございました。

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