249、完璧主義から抜け出す、3つの考え方

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

完璧主義者と聞くとどのようなイメージを持ちますか?「あまり上司にしたくない。」「細かそう…」「余計な仕事が増えそう。」とネガティブな言葉が出てきませんか?

本来「完璧」という文字にネガティブな要素は含まれていないのに、なぜ完璧主義者といった、人が主語になるとネガティブな印象が出てくるのでしょうか?

それは誰も、人に完璧など求めていないからかもしれません。

それでは見ていきましょう!!

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【完璧主義から抜け出す、3つの考え方】

 

完璧主義者であるということにはメリット・デメリットともに存在します。メリットはミスを最小限に避けることができるということです。しかし完璧主義者であるということはメリットよりもデメリットの方が多いことが確認されています。

もしあなたが完璧主義な性格に悩んでいる場合、そのデメリットと克服方法を以下で見ていきましょう。

 

■完璧主義者であることのデメリット

<意思決定とアクションを取ることに苦しむ>
完璧主義者は最善の選択を取ろうとします。例えば答えが一つしかない場合、完璧主義者の人でも迷いなく意思決定にたどり着くことができます。しかしビジネスの世界においてたった一つの正解などあり得ません。どちらがよりベターかを探りながら見つけなくてはいけないからです。

このような場合、完璧主義者の人は一つ一つのリスクを考えながら意思決定を行っていきます。しかしそこには慎重すぎるがあまり、スピード感が伴わないのです。また最善の選択ではない場合、彼らはアクションに踏み切っても躊躇してしまい、スピード感を失ってしまうのです。

 

<サンクコストを軽視する>
もしあなたがプレイヤーであるならば、サンクコストを軽視する傾向にあります。なぜなら時間をかけてでも完璧に問題を解決しようとするからです。

例えばテレフォンサービスを例に考えてみましょう。その人は完璧主義者です。あるカスタマーから当社製品に関しての質問の電話がかかってきました。本来であればフォーマットの対応をしなければならないのですが、彼らは完璧主義者であるがゆえに、自分の範疇外のことまでも完璧に遂行しようとしてしまうのです。そして本来10分程度で解決しなければいけない内容に30分もの時間を費やしてしまいます。つまり20分間無駄なコストとしてかさんでしまっているのです。

 

<失敗を避けるために、チェレンジを避ける>
これはかなり重要な問題です。完璧主義者は自分のミスを認めたくありませんし、犯したくありません。したがってつい自分の得意でリスクが少ない方に仕事をシフトさせていくのです。これでは確かにミスは犯しにくいかもしれませんが、チャレンジがないところに成功もありません。

 

<相手にも完璧を求める>
完璧主義者は生産性やスピードと引き換えに、精度の高さを求めます。一方で精度の代わりに生産性やスピードを求める人もいるのです。どちらも極端すぎてはいけませんが、もっとも避けなければいけないことは自分の価値観を相手にも押し付けることです。

どちらのタイプの場合でも相手のタイプを見極めて、お互いの長所を引き出すような働きをしなくてはいけません。

 

<弱さやミス、失敗を反芻する>
完璧主義の人にとってネガティブなことは尾を引いてしまいます。ポジティブな人だったら次の瞬間には忘れていることを、長い間気にしすぎてしまうのです。ミスに気をつけることは悪くありませんが、それが長引いてしまうと肉体的にも精神的にも影響が出てきます。うつなどの精神の病にかかってしまっては、一層生産性が落ちていってしまうのです。

 

■完璧主義から抜け出す方法

それではどのようにすれば完璧主義な性格から抜け出すことができるのでしょうか?ここでは3つのチップスからその方法をご紹介していきましょう。

 

<成功から学ぶ>
完璧主義者にとって失敗から学ぶことよりも、成功から学ぶことの方が得策です。なぜなら失敗から学ぶと考えすぎて深みにはまっていく危険性があるからです。ではどのように成功から学べば良いのでしょうか?それは自分のミッションがどのような軌跡を辿って成功していったかを調べていくのです。

そこにはあるところが完璧でないこともあるかもしれません、しかしそれは成功には関係ないということを確認できる良い機会になるのです。また他の成功者の人のミッションを見て見ても良いかもしれません。必ずしも完璧が成功に繋がっているのではないということに気がつけるかもしれません。

 

<ヒューリスティックな能力を高める>
ヒューリスティックとは必ず正しい回答にたどり着けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることができる方法です。

ヒューリスティックで気をつけなければいけないことは目的を正しく設定することです。むしろ目的が正しく設定されているのであれば、よほどのことがない限り、あまりにかけ離れた解になることはありません。

 

<1%を埋める努力を諦める>
完璧主義者に人にとっては99%では気に食わず、100%まで精度を高めたいと考えます。しかし多くの場合、99%でも100%でも結果は同じです。にもかかわらず完璧主義者はその精度1%を高めるために多大な時間を消費してしまうのです。

これは自分を客観的に見ることができればあまり意味のない行為として認識することができるはずです。

 

ビジネスで大切なこととは完璧であることではなく、成功させることです。したがって自分があまり意味のないところにこだわってることに気づけたら、それは直ちに修正しなければいけません。その空白の時間に他のプロジェクトを進めることができるのですから。時間は有限です。

ありがとうございました。

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