255、PR会社はより多様性と包括性を身につけなければいけない

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

ある一言がきっかけで大炎上を起こしてしまう事があります。

以前からこのような現象は起きていましたが、それは企業や国、著名人などの発言がメインでしたが、今はソーシャルネットワークを使用している全ての人が、大炎上を起こしてしまう可能性があります。

なぜ炎上が起きてしまうのでしょうか?意図的に炎上を起こしているのであれば別ですが、その理由は多様性と包括性の欠如にあります。

PR会社を例に、私たちは何に気をつけなければいけないかを見ていきましょう!!

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【PR会社はより多様性と包括性を身につけなければいけない】

 

昨年からリーディングカンパニーとタッグを組んでいたPR会社にとって悪夢のような事件が立て続けに起こりました。

まず昨年1月、H&Mは黒人の男の子が緑のパーカーで「Coolest Monkey」と書かれた服を着てジャングルに立っている事が火種となりました。一番新しい記憶では、ハイネケンの「Sometimes, lighter is better」のスローガンが問題になった事でしょうか。

 

会社が最もリスクを伴うものとして、PR関連が挙げられます。これらはもろ刃の劔で、とてつもなく良い効果を発揮する場合もあれば、会社のブランドイメージを一気に下げてしまう危険性があるからです。

 

特に問題になりやすいのは人種と性別の問題です。なぜこのような問題が起こるのでしょうか?まずはじめに調べてみたことは、アメリカのPR業界においてのダイバーシティーの脆弱さです。白人が87.9%を占めている一方で、アフリカンが8.3%、アジアンが2.6%、そしてヒスパニックが5.7%の割合にとどまっているのです。

またPR業界におけるCクラスへの女性の登用は約30%です。つまり残念ながらあまり人種も、そして性別もバランスが良いとは言えないのです。PR業界には多様性と包括性がかけているため(もっと偏りのある業界は多く存在する)、このような世界を巻き込んだ炎上を起こしてしまうのです。

 

昨年面白い動きが起こりました。HPがPR会社に対してREPs(報告提案書)の中で、パートナーのPR会社の多様性と包括性求めたのです。これがきっかけとなり、今では多くの会社がREPsを要求するようになりました。誰もが炎上に対する危険性を理解しているのです。

 

私はPR会社をよりよく理解するために、業界トップ100に入っているCEO18人のインタビューを行いました。彼らもやはり多様性と包括性についてかなり意識を強めて、採用を強化していくとの考えでした。

あるCEOは路上でスリに会うのと同じくらい、同族で群れたコミュニティーを作ることは危険であると考えていました。特に強い傾向として若手・中間の社員よりもシニアの社員の多様性と包括性が弱いことも共通の問題です。

 

私のインタビューを通して、PR会社がこれから気をつけていかなければならない、5つのことを学ぶ事ができました。

1:社員とのパイプラインや関係性を深めるため、採用の間口を拡大する

2:バイアスを取り除くことや、お互いを理解するためにトレーニングを会社間で行う

3:中間層に対しての多様性と包括性の考え方を強化させる

4:常に人種や性別の割合がくずれないようにモニタリングする

5:全体のゴールを設定して、トラッキングを行う

これはもちろんPR会社に限ったことではありません。全ての業界に言えることです。グローバル化が広まった世界の中で、多様性と包括性の不理解がブランド地位を世界的に下げてしまうことを理解しておかなければいけません。

ありがとうございました。

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