260、パフォーマンスの高いリーダーが、必ずしもマネージャーで成功するわけではない6つの理由

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

「現場にいた頃は輝いていたのに、マネージャーになってからパッとしなくなったな。」「学生の頃は一目置かれる生徒だったのに、社会に入ってから活躍できていないな。」という人をたくさん見てきたのではないでしょうか?もしくはあなたがそうで、「こんなはずではなかった!!」と思っている人もいるかもしれません。

なぜこのような状況が生まれるのでしょうか?それは求められるスキルが違うため、今までの経験を活かすことができていないからです。であるならば、今求められるスキルを獲得しなければけません。

昔取った杵柄で一生活躍し続けることなど不可能なのです。

それでは見てきましょう!!

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【パフォーマンスの高いリーダーが、必ずしもマネージャーで成功するわけではない6つの理由】

 

新しいマネージャーを決める時、多くのマネージャーは部下の中でもっともパフォーマンスの高い社員をマネージャーの候補に考えます。その中ではマネージャーとして活躍する人もいれば、あまり結果を残すことができない人がいます。

後者としての最悪のケースは、会社はその社員を失ってしまうことです。多くの場合現場で高いパフォーマンスをあげていたにも関わらず、マネージャーとして成果を残すことができなかった人は会社を去ってしまいます。

つまり会社はマネージャーとしての候補と、パフォーマンスの高いプレイヤー両方を失うことになるのです。

 

なぜ活躍できる社員と結果を残すことのできない社員に別れてしまうのでしょうか?まず考えていきたいのはどのような人がプレイヤーとして高いパフォーマンスをあげているかを見ていきます。7千人のトッププレイヤーを調べたところ、彼らには7つの共通点がありました。

それは、ストレッチのあるゴールセッティング、継続性、専門知識とスキル、結果にコミットする能力、問題解決能力、イニシアティブ、コラボレーティブなスキルを有しているという共通点がありました。これは個人として成果を残す上でかなり重要なスキルになります。しかしこの能力はあくまで個人にフォーカスしたスキルなのです。

 

マネージャーに求められるスキルは、個人として求められるスキルとは異なります。つまり個人のパフォーマンスの高い人が、マネージャーとして成果を残すために必要なスキルを有しているわけではないのです。

それではどのようなスキルがマネージャーとして結果を出すためには必要なのでしょうか?以下6つの必要なスキルを見ていきましょう。

<オープンにフィードバックを受け入れ、個人を適応させていく>
新しいマネージャーにとって相手の意見を取り入れることは非常に重要です。なぜならマネージャーの仕事は様々な意見をもつ社員をまとめていかなければいけないからです。

 

<部下の成長をサポートする>
プレイヤーの場合は自分を中心に考えていればよかったですが、マネージャーは反対に相手のことを考えなくてはいけません。個人の成長を考えてあげることのできないマネージャーは必要とされていないのです。

いかに適切なフィードバックを部下と共有することができるかが支持されるポイントになります。

 

<イノベーションに対してオープンに考える>
プレイヤーの時はいかに効果的に働き生産性を高めるかを考えておけばよかったのですが、マネージャーとしてはそれだけでは足りません。

いかに部下が働きやすい環境を作るか、たとえば部下がある提案を持っていきた時に、どのようなアイデアであっても何か新しいことに結びつけることができないかを考えていく必要があるのです。無下に否定してはいけません。

 

<コミュニケーションをうまくとる>
普段からコミュニケーションがうまくとれていなければ部下の変化に気づくことができません。反対に普段から頻繁に部下と話を聞いている状況が作れているのであれば、部下が何か新しいことに気づきそれをマネージャーが形として昇華させることも可能になってきます。

 

<EQ指数を高める>
個人はIQ、グループとしてはEQが求められます。相手の感情をいかに汲み取り、また自分の感情をうまく表現できるかはEQの高さに比例します。グループとして生産性を高めるのであればIQではなくEQを高める学習を行っていくことをお勧めしています。

 

<組織の変化に適応する>
個人の場合は自分を中心に考えていればよかったのですが、マネージャーになった場合、中心は自分ではなく組織に変わります。組織として達成しなければいけないことは何か?を考えなければ、マネージャーとしては評価されません。

 

調査によると、プレイヤーとしてもマネージャーとしてもうまく成果を出すことのできる人は23%程度であることがわかりました。理由は今見た通りで、プレイヤーとマネージャーとで求められるスキルが異なるからです。

しかし心配する必要はありません。マネージャーとしてのスキルは育てることができます。したがってマネージャーになる前から早めにトレーニングを行っておけば良いのです。実際翌週からマネージャーとして成果を出せと会社から言われてもそれは難しい話です。なぜならマネージャーとしての知識がないのですから。

であるならばマネージャーになることを期待されている人たち、もしくはなることを望んでいる人たちにとっては、プレイヤーとして活躍してもらいながら、同時にマネージャーに必要なトレーニングを行っていけば良いのです。

このようなシステムを整えておけば、優秀な人材がマネージャーとして活躍できなかったからといって、会社を去ってしまうケースは少なくなるはずです。

ありがとうございました。

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