269、機敏性のあるイノベーティブなチームの重要性

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

じっくりと作成を練ってテストを繰り返しながら成功確率を高めていく。ある程度目安が立ったところでマーケットにローンチして顧客のフィードバックをまつ。今までのプロダクトの考えられ方はこのように考えられていましたし。これからもそうでしょう。

しかしこれからますますマーケットのスピードが上がっていくにつれて、必要とされるのはそこに機敏性が必要とされることです。

いかに優れたプロダクトも時代を読み間違えれば普及していきません。着想当時は最新のアイデアだったのにローンチ時にはすでに時代遅れなものになっていた…ということを防ぐためにも組織は機敏性を高めていかなくてはいけません。

それではみていきましょう!!

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【機敏性のあるイノベーティブなチームの重要性】

 

今ビジネスリーダーの間で、機敏性のあるイノベーティブなチーム(Agile Innovation Teams)に関心が寄せられています。これは経営精神を持った少数精鋭のプロフェッショナルが、迅速に問題に取り組みソリューションを見つけて、世の中にローンチして行くものです。

このチームの特徴は高い生産性と専門性があり、迅速にマーケットに影響を与えることができるという点で従来のチームの考え方よりも優れているのです。

 

会社を率いたことがある人なら一度は考えたこともあるかと思いますが、自分の会社にこのようなチームは当てはまるのかどうかということです。答えは当てはまります。しかし全てではありません。従来のチームの考えられ方でビジネスを行った方がうまく機能するケースも多くあります。

この機敏性のあるイノベーティブなチームの考え方としては、ある課題や機会に対して早急に結果を出さなければいけないときに、召集されチームを編成し、プロジェクトが終わると各々自分の元いたところに去って行くという形が今の考えられ方です。

将来的にはこの機敏性のあるチームをまとめるマネージャーをフリーランスとして力を借りる日がくるかもしれません。なぜならこのチームをマネージするのは自分自身が機敏性に優れていて、かつ様々な問題に対して柔軟に対応するなど、優れたビジネスタレントが要求されるからです。

 

この働き方を採用しているのは皆さんもおなじみのSportifyやNetflix、かなり規模は大きくなりましたがAmazonやUSAA(軍事機構のファイナンス会社)も当てはまります。彼らの特徴としてマーケットの変化が著しく激しいことが共通点としてあげられます。

つまり従来のチームのようなプロセスばかりを踏んでいれば出遅れてしまう危険性が高いマーケットです。いち早くプロダクトをマーケットにローンチするためにこのようなチームの考えられ方が採用されているのです。

 

ではこの機敏性が高くイノベーティブなチームであるためにはどのような考えられ方が必要なのでしょうか?大きくは2つに分けて考えることができます。それはタスクの分類と結果へのコミットメントの速さです。

<タスクの分類>
最初に述べましたがこのチームの特徴は少数精鋭でプロジェクトを回しているということです。チームの数が増えればそれだけ機敏性が鈍化してしまうことは皆さんも感じていることと思います。少数精鋭で必要なことは各々が各々の役割を明確かつ俊敏に、そしてコラボレートして行くことなのです。

そのためにその分野でのプロフェッショナルが召集されています。自分たちの強みやアイデアを出し合いながら、迅速にそのプロジェクトを進めて行く。またプロフェッショナルの集まりだからこそ、コラボレーションによって新たなアイデアが生まれてくるのです。

 

<コミットメントの速さ>
このチームに求められることは結果です。もちろん結果はどのようなチームにも求められていることですが、特にこの一時的に作られたチームには必須です。したがってチーム全員が目的を明確にしておかなければいけません。何が求められ、どのソリューションがもっとも近道なのかを考えなければいけません。

そのためには顧客志向とファイナンスのバランス、そして結果のフォーキャストのバランスが重要です。前述通り結果が求められるので、曖昧なビジネスストラテジーはここでは必要とされないのです。

 

まとめに入っていきます。マーケットの移り変わりが激しいビジネス環境で、機敏性のあるイノベーティブなチームの重要性は今後ますます増えてきます。全てのチームをこのように変化させるわけではなく、結成と解散を緊急性の高いプロジェクトごとに行っていくのです。

またこのチームをまとめるのは非常に高いビジネスタレントが求められるので、早いうちから育成しておくか、外部から召集することを推奨します。今後スーパーマンのような人がフリーランスとして現れてくるかもしれません。

最後にこのチームに必要なチップスを書き出しておきます。チームを編成する際、以下のチップスがきちんと考慮されているかをしっかりと確認してみてください。

  • そのチームの召集が必要なビジネスに大きな機会があるプロジェクトなのか
  • 結果優先で考えられるプロフェッショナなのか
  • お互いを尊重でき、かつ各々の役割を迅速に達成できる人材なのか
  • プロジェクトを組む価値や原則、実践がマネージャーの頭の中に浮かんでいるか
  • 顧客との親和性を考え、コラボレーティブにプロジェクトを運営できるか
  • プロトタイプの作成とフィードバックを超高速でリープさせることができるか
  • マネージャーは全体のバランスを鑑みながらも、結果思考で迅速にチームをマネージできる人材か

ありがとうございました。

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