284、空気を読むことは悪いことではない

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

数年前に「空気を読む」という言葉が、どちらかといえばネガティブな表現として認知されていきました。本日のトピックは空気を読むことなのですが、みなさんが理解している空気を読むとは少し違います。

ここでの空気を読むとは、「相手を注意深く知ることによって、相手が今何を欲していて、何を欲していないのか?どのようなサポートやフォローが相手にとってもっともパフォーマンスを発揮できる環境なのか?」を理解することです。

この力はこれからリーダーになる全ての人が知っておく必要があります。空気を読むことのできないリーダーが仲間をエンゲージすることなどできないのですから。

それではみていきましょう!!

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【空気を読むことは悪いことではない】

 

組織の中で成功するためには、周りの空気を読まなければいけません。誰が今どのように考えていて、どのようなアクションや発言を求めているのか?もしくはどのようなヘルプを求めているのかを周囲の状況を把握することで察する力が求められます。

 

専門家曰く、その場の雰囲気や発言の行間を読むことは、ワークプレイスをうまく機能させるために非常に重要なスキルであるといいます。誰が何をして欲しくて、何をして欲しくないのか。何に不安や希望、夢、モチベーションを感じているのかを感じるのです。

これは同僚との信頼関係構築に役立ち、さらにはあなたが今後リーダーになっていく上でこの能力は必須とも言えるスキルなのです。そしてこのスキルは習得することができます。以下その考え方をみていきましょう。

 

<観察する>
空気を読むのにもっとも必要なことは、その空間にいる人を注意深く観察することです。ただその人の言葉を聞くだけではありません。言葉の情報量だけでは約半分しか理解できないことがわかっています。彼らの小さな行動に注目するのです。

例えば誰が笑顔で、誰が不安な顔をしているか。もっと細かく見ると瞬きの頻度が多く緊張しているなとかうなづきながらも笑顔ではないなといった具合に注目しなければ気づくことのできないところまで踏み込んで観察していくのです。

 

<自分の発言量をコントロールする>
自分が話してばっかりでは相手の状況を把握することはできません。相手にいかに話させるかがポイントです。先ほど言葉だけでは半分しか情報が掴めないといいましたが、話しているときにも仕草の情報は得ることができます。

腕を広げて自信満々に話しているのか?体を小さくして自信なさげに話しているのか?相手に話させることでより多くの情報を発言と仕草から得ることができます。またオープンクエスチョンを使いましょう。より相手が話しやすい環境を作るのです。

 

<自分の考察を解釈する>
その場の雰囲気を観察することができたら、次はそれが何を意味しているのかを考えていきましょう。そのとき注意することがあります。なるべく複数の仮説を立てて見るのです。

なぜ一つではダメなのでしょうか?それは仮に一つの仮説しか考えていないとそのアイデアに固執してしまい、間違っていてもその仮説が間違いであることに気づけなくなってしまう可能性があるからです。間違った仮説の押し付けは相手に不信感を与えてしまいます。したがって何を相手が伝えたいのかを様々な点から考えて見るのです。

 

<仮説をチェックする>
これからは実際に行動に移していきます。自分の仮説が正しいのかを検証していくのです。方法は極めてシンプルです。相手に直接聞いていけば良いのです。そのときには必ず他の人が聞いていな環境を作ることが前提です。

また先ほどみたように押し付けた仮説は相手にとって悪影響を与えます。あくまで聞く姿勢で相手がどのような状況なのかを理解していく必要があります。またこれは完全に秘密にしておかなくてはいけません。もしあなたに相談したことが他の人も知っていると分かれば、あなたの信頼は無くなります。

 

<実際に落とし込む>
相手がどのようなことを望んでいるのかが分かればあとはそれを実際の場面に落とし込んでいくだけです。こうすることにより相手はあなたに対して安心と信頼を感じるようになるしょう。

それはあなた自身のキャリアにも大きく影響をしてきます。なぜならリーダーとしてのスキルが磨かれていくと同時に、職場の状況が変わることでより生産性の高いチームとして成果を上げていくことが期待されるのです。

ありがとうございました。

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