290、異なった世代から学びを得るための4つの方法

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

「近頃の若い奴らは」とか「老害」という言葉が頻繁に使われていますが、この言葉はある一つのチャンスを逃しています。そのチャンスとは「学び」です。この二つの言葉は、相手を拒絶するときに使えることができる魔法の言葉です。

しかしそれと同時に、相手が持っている知恵を得る機会を逃していることにもなるのです。もちろん本当に何も考えていない人もいます。人を見る目を養いながら、いろんな人の意見を取り入れてみてもいいんじゃないでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【異なった世代から学びを得るための4つの方法】

 

人生はあなたが思っているほど長くはありません。したがって全てのものを自分一人で得ようとするのは不可能であるのと同時に、非常に非効率な方法なのです。

今幸いにも5つの世代が同じ職場で働いています。彼らの知恵をうまくシェアリングすることによって、私たちの知識は膨らんでいきますし、それが生産性の向上にもつながっていきます。

 

ここで一つ質問です。「あなたが最後に異なった世代の人たちと知識の交換を意図的に作った時間はありますか?」おそらく最後がいつだったかを明確に思い出せる人は少ないのではないでしょうか?

また若い人は年がかなり離れた人の意見を、年配の人は若い人の話を素直に聞くことができない傾向にあります。何故ならば年齢が離れすぎていると、時代遅れの意見と考えられたり、青二才の意見と軽くみられたりしがちだからです。

しかしそれは誤りです。どの世代の知恵も受け入れるに値します。なぜなら彼らは彼らの時代の中で必要な知恵や知識を持っているからです。ここからは職場内でどのようにすれば効果的に彼らの知恵を共有できるかをみていきます。

 

<朝礼での一言>
これは必ずしも朝礼でなければいけないわけでもないですし、フェイストゥフェイスでなければいけないわけでもありません。つまりはみんなが自分の知恵を披露する機会を作ることが大切なのです。

この時間を設定するメリットは二つあります。一つはいろんな人の知恵を得ることができる点、そして知恵を披露するには常に新しいことをインプットしなければいけません。つまり学び続けることが要求されるという点です。

 

<自分が共有できる知恵を持っていると自覚する>
誰もが何かしらの知恵を持っています。しかしそれを披露することに慣れていないため自分には知恵が無いと思っている人も多いのが事実です。では自分が知恵を持っていると自覚にするにはどうしたら良いのでしょうか?披露する機会を作るだけです。

大手消費財メーカーのP&Gはシェア&リアプライという文化があります。これはオンライン上のプラットフォームに自分たちの知識や知恵を披露する場所です。社員は自分たちの持っているものを披露しながらも、相手の持っているものを自分のものにリアプライすることができます。つまり効果的に相手のものを使うことができるし、それが推奨されています。

 

<メンタリングプログラムの設定>
多くの場合メンターは新人が仕事を覚えたり、直面した悩みを先輩に相談するのが目的で設定されている制度です。しかし新人から先輩への一方通行のベクトルでは同じ時間を使ったとしても勿体無い気がします。

なぜなら先輩も新人から学ぶことがたくさんあるからです。したがってお互いにメンターになるのが良いでしょう。自分たちの知らないことを近い距離から学び合うことができます。

 

<ERGを作って知恵の共有を促す>
ERGとはEmployee Resource Groupの略で社員同士がリソースを共有し合うグループのことです。民泊サイトを運営しているAirbnbを例にみてみましょう。彼らはwisdom@Aribnb Groupsというものを作っています。

先ほどのプラットフォームと同じ考えではありますが、社員同士がお互いを刺激し合うために、ざっくばらんに自分たちの知恵を共有したり、ソリューションを投げかけたりできるところになります。

 

私たちは毎日何かしらの学びを得ることができます。しかしそれは好奇心が開かれていればの話です。残念ながら好奇心は年齢を経るごとに減少していくと言われています。

なぜなら安定を求めるが故に新しいことにチャレンジしていかなくなってしまうからです。私たちはまず自分たちのマインドセットを改めて、誰からでも学びがあることを知らなければいけません。

ありがとうございました。

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