分析メモは事実と客観性が命

 

「あなたが仕事ができる人か、そうでない人かは、あるところを見れば一目でわかります。」

それはメモの書き方です。

 

第四弾ではキーラーニングやサマリーを書くポイントは、情報を選択的にして、優先順位をつけるを紹介しました。

実はこのブログを毎日読んでくれている人から嬉しい報告がありました。なんとこのブログの読者である人の提案書が採用されたのです。彼はまだ入社して1年目の新社会人です。たった入社数ヶ月の人でも効果的なメモの書き方を知って入れば、経験のある人とも競うことができる素晴らしい報告でした!!

-ads-


 

本日第五弾では、分析レポートの書き方をみていきたいと思います。ここでは特に、事実と客観性が求められるパートです。いかに結論が明確であるか?そしてそれに基づく根拠とデータが求められます。

それでは効果的なキーラーニング・サマリーの書き方をみていきましょう。

 

■Analysis(分析)・Reportのフォーマット

オープニング

・メモの目的を述べる
→全てに共通していることですが、このレポートが何を示しているのかは明確でなければいけません。例えば書き方としては、WHAT・WHY・WHENにフォーカスしていきます。HOWに関しては後述するため、ここでは不必要です。

 

・信頼できる情報源からの分析結果や結論を述べる
→ここで重要なところは信用できるソースであるかと言うところです。ここが間違って入れば全ての結論が変わってくるため気をつけなければいけません。

 

・分析の目的を具体的に説明
→全ての人がその調査に関わっていた訳ではありません。したがってこの分析がなんの目的で行われていたのかを説明していく必要があります。仮に一旦レポートを読む人が全員関係者であったとしても、後からその人たち以外もこのレポートを見る可能性があるので、できる限り誰がみてもわかりやすい書き方をしておきましょう。

 

バックグラウンド

・この提案をする簡単な真実、目的、経緯、データを記載

 

・データの収集方法の記載
→データの妥当性を述べていきます。例えばデータが正しいものであっても、レポートの目的と違って入ればそのデータに価値はありません。またもしその分析手法が複雑・特殊な場合、別の説明の段落を付け加える必要があります。

 

コンクルージョン(結論)

・インパクト
→自分の主張・解釈・発見の説明。そしてそれがいかにビジネスにつながるかを明確に記載していきます「成功か失敗か、効率的か非効率か、好きか嫌いか」を明確にしておくことが大切です。

 

・結論の一貫性
→結論は一つまたはそれ以上の発見により補完されることが前提です。そして導き出された結論は推奨するアクションと一貫性があることを意識しておきましょう。

 

発見

・主要な発見部分の記載
→最大で3つの主要な発見を、優先順位の順番に簡潔な文書で記載していき、アンダーラインで強調します。その上で、その発見が意味する所の分析結果や解釈を支えるデータを述べていきます。その下にデータをチャート化して添付してビジュアルに訴えることも大切です。

 

オプション

・その他、分析結果ではカバーされないリスクや問題、またはデータの別な解釈や分析上の問題を記載

 

推奨するアクション

・読み手に「次に何が起こるか?いつおきるか?」を明示
→分析レポートは基本的に一方通行の情報であるために、相手に何を期待するのかを明確にしておかなければいけません。

-ads-


 

第六弾は全体のまとめを行なっていきます。全部で4つのそれぞれ異なったスタイルをみていきましたが、皆さんもお気付きの通り、全てに共通しているものがたくさんありました。最終回ではその共通点をまとめた上で、何がメモをする上で重要であるかを皆さんと振り返っていきたいと思います。

 

この連載はFacebookページ「毎日ビジトピ(@mainichibiztopi)」で更新のお知らせをしていきます。この掲載が「役に立った」「面白かった」という人はぜひ「いいね」や「コメント」、「シェア」をしてみてください。また毎日ビジトピをFacebook上でフォローしていただけると、更新通知が届きますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

 

※毎日ビジトピとは?
3分で読める最新のビジネストピックを毎日お届け。様々な観点からの記事を掲載しているので、幅広く役立つ知識を身につけることができます。またインタラクティブな交流も目指しているので、ご興味のある方は専用の問い合わせフォームかFacebookのコメント欄にお気軽にメッセージしてください。

 

!!NEW!!
Twitterを始めました。Twitterでは過去のブログ記事のまとめたものや、今の関心ごとを発信したもの、人の面白そうな記事をリツイートしたりしています。その中にはみなさんの興味を引くものも含まれているかもしれません。ぜひ毎日ビジトピ(@MainichiBizTopi)で検索してみてください:)

Follow me!