294、なぜウィキペディアの編集者は男性が多いのか?

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

みなさんウィキペディアはを使用したことがありますか?おそらく何かを調べる際最も多く使用しているインターネット上の辞書ではないかと思います。それくらいウィキペディアはインターネットを使用する人の中では当たり前の状態に浸透しています。

しかしウィキペディアが世にで始めた時はネット上ではマイクロソフトの辞書が多く使われており、誰もウィキペディアが世界を席巻するとは思ってもみなかったそうです。世界は少しずつ無料サービスの方向にシフトし始めています。

それではみていきましょう!!

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【なぜウィキペディアの編集者は男性が多いのか?】

 

2008年の調査によると、ウィキペディアを女性が編集している割合は13%でしかありませんでした。つまりウィキペディア、自由に個人が編集できるインターネット上の辞書はほとんど男性によって編成されているということができます。

そして2011年の追跡調査をみても女性の編集は9%しかいなかったのです。これは以前の割合から進歩しているどころか後退しています。実は2015年までには25%を女性の編集にしようとした試みがありましたが、それも不発に終わってしまいました。

 

 

そもそもなぜ女性の編集者が少ないのでしょうか?調査によると男性と女性の間では明らかな違いが見受けられたのです。一般的に女性は感情に流されやすく、あまり他人のための貢献を好まず、男性と比べてネガティブなフィードバックをする傾向にあることが実験からわかっています。

また実際のヒアリングからも、「編集に貢献するほどの十分な知識を持ち合わせていない。」とか「知らない人のために働くことを好まない。」だとか「ミスをして非難を受けたくない。」「時間がない。」などの回答が返ってきました。

 

男性と女性の差は様々な研究がされており、一般的に男性がデータや普遍性を好むのに対して、女性は自己推論を好む傾向にあると言われています。特に男性はネガティブ・ポジティブなフィードバックにかかわらず、その後の編集にあまり影響はしませんが、女性の場合はフィードバックの内容によって自己推論の強さが大きく関係することがわかっているのです。

 

そして女性は男性と比べて衝突や交渉を避ける傾向にあります。理由は衝突や交渉によって感情が逆なでられると、ネガティブな感情が溢れ出してしまうからです。ウィキペディアは編集の連続です。wikipediawar(ウィキペディアの編集者)という言葉まであるくらいです。

つまり編集されてしまうことは、今までの情報に誤りがあるか、不足していることを暗に指摘されていることになり、これにより男性は競争心を、女性はネガティブな感情を生むことになるのです。

 

ご覧の通りこのジェンダーギャップを埋めることは簡単なことではありません。しかし一方的な男性の視点だけではなく女性の視点が重なることも確実に重要であることは間違いありません。このウィキペディアが世界中で最も広い辞書のプラットホームになった現在、このジェンダーギャップを解消し、男性と女性の意見がバランスよく含まれているものを作り上げていかなければいけません。

ありがとうございました。

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