299、モチベーションを高めるためには、大きな報酬を与えてはいけない。それ自体が目的になってしまうから。

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

直接人と触れ合うことが少ない場面で、その人のモチベーションをあげるためにはどうすれば良いのでしょうか?大きな報酬は逆効果です。それ自体が目的になってしまう恐れがあるからです。

それでは小さな報酬を定期的に与えるのはどうでしょうか?これなら報酬自体が目的にならず、学ぶプロセスがモチベーションの同期になるので良いかもしれません。

モチベーションは今ビジネスの世界でかなり注目を集めている分野です。もっと知りたいですか?詳しくはTOPIC SELECTIONでモチベーションに関してまとめているのでこちらからご覧ください。

それでは見ていきましょう!!

<Sponsored Link>


 

【モチベーションを高めるためには、大きな報酬を与えてはいけない。それ自体が目的になってしまうから。】

 

ビジネススクールでは経済やファイナンスの分野の人気が高いですが、人間を扱うヒューマンリソースの分野の人気が低いことを嘆いています。しかし彼らの卒業生にインタビューをしたところ、もっと人間に起源したコースを選択すればよかったと後悔する人も多いそうです。

ヨーロッパでもっとも大きいビジネススクールWU (Vienna University of Economics and Business)は今ヒューマンリソースのコースにおいてあるチャレンジしている最中です。

ここの学生はこのコースをオンラインで受講します。つまりフェイストゥフェイスになることがほとんどない状況です。言うまでもなく対面なしで受講者をエンゲージすることは簡単ではありません。しかしオンラインでの学習はやる気を継続させることが簡単ではありません。特に人気の低い科目は学生の期待値も高くないので、継続させることが簡単ではないのです。

 

しかし今オンラインの需要は急速に増加しています。受講者は自分自身が自分自身をエンゲージすることを求められているのです。もちろんオンラインのコースでは、従来であればやる気を引き出すようなエンゲージメントを行うことはありません。ではどうすればオンライン受講者をエンゲージすることができるでしょうか?

ひとつの答えは報酬です。しかし報酬は逆効果である場合が多いことがわかっています。有形の報酬は受講者の自発的なやる気をさいでしまう可能性があるからです。

 

そこで私たちは一つの結論にたどりつきます。小さな。取るに足らない報酬がオンライン受講者のやる気をそがずに、うまくエンゲージできる方法であることが判明したのです。

小さな報酬を与えることは50年前からモチベーションを高めるために使われてきた手法でもあります。大きなリワードを受け取ることは、受け取ること自体が目的になってしまいますが、一方小さな報酬は報酬が目的ではなく受け取るまでの努力が認められることにモチベーションが高まることがわかったのです。

オンラインで受講者のモチベーションを高めるためには小さな報酬を繰り返して行うことが有効なのです。

ありがとうございました。

<Sponsored Link>


Follow me!