306、あなたの上司が忙しそうなとき、彼らは部下を平等にジャッジできていなくなっているかもしれない

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

マネージャーになると、プレイヤーとは違い、個人の成果をあげるだけではなく、チームの責任者として部下を育成していく責任があります。そしてこの責任は彼らのタスクの中で優先順位が高い位置に置かれていなければいけません。

しかしマネージャーはたくさんのタスクを抱えています。そして一見部下の育成は時間がかかり、成果としては見えにくいものなので、優先順位が彼らの中で低いものとなってしまいがちです。しかし思い直してください、マネージャーである以上は個人ではなく、チームとして何がもっとも大切であるかを考えなくてはいけないのです。

それでは見ていきましょう!!

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【あなたの上司が忙しそうなとき、彼らは部下を平等にジャッジできていなくなっているかもしれない】

 

社員を公平にジャッジしてくれる上司は多くありません。皆さんも上司のことを自分のことを評価せずに他の人のことばかり評価していると感じたことはありませんか?調査の結果、多くの人が上司の不平等なジャッジの方法に不満を持っていることがわかっています。

また彼らは調査の中で、もし上司が公平なジャッジを普段からしていてくれれば、自分たちの仕事の成果やモチベーションは高まるであろうと答えています。そして実際に、公平なジャッジをしている上司の下で働いている社員のほうがそうでない上司と働いているときより、生産性が高いことがわかっています。

 

なぜ上司は公平に部下をジャッジすることができないのでしょうか?たとえその上司が意図的に誰かを贔屓しようなどと考えていなくてもです。答えは彼らの忙しさの中にあります。

元来上司の仕事は忙しいものです。彼らは様々なタスクを抱えており、部下の評価はその中のタスクの一つです。そしてそのタスクを優先順位に置き換えた場合、公平に部下をジャッジできる人は、部下と向き合うことに優先順位を高く置いています。

一方で公平性が少ないと思われている上司は、部下と過ごす時間を優先順位が低いと考えているのです。

 

一般的に人をジャッジするときには3つの観点が大切です。それは公平性と透明性、情報の統一化です。

当たり前ですが上司の一人の部下が馬が合うからといって、その人を贔屓してはいけません。

そして上司は部下の何を見て評価しているのかが明確でなければいけません。

そして何を基準に部下間のバランスを見ているのかがわからなければ公平であるということはできません。

 

しかし忙しいことを理由に自分の主観で部下の評価をしてしまう上司が実は多いことがわかっています。このような状況が部下もわかっているので、どの上司を慕えばいいかなどと考えるのです。つまり本来仕事とはあまり関係のないことで無駄なエネルギーが消費されていることがわかっています。

これは会社にとっては無意味な活動です。社員のエネルギーを本来使われなければいけないところに戻さないといけません。そうであるがゆえに、上司は部下と向き合う時間を増やさなければいけません。上司である以上は部下の評価や育成に彼らの優先順位を高く持ってこなければいけないのです。

まずは週に1時間、部下と向き合う時間を増やしてみてはいかがでしょうか?

ありがとうございました。

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