308、適度な忙しさは、あなたの意思決定を良い方に導くのか?

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

忙しいと正しい意思決定ができなくなると思っていませんか?もちろん過度な忙しさはあなたの判断力を奪ってしまいます。しかし面白いことに適度な忙しさの方が暇なときよりも、良い意思決定ができることが調査からわかったのです。

そういえば会社でできる人は、常にその人自身の能力より少し負荷をかけて、忙しそうに仕事をしていませんか?

それでは見ていきましょう!!

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【適度な忙しさは、あなたの意思決定を良い方に導くのか?】

 

あなたはレストランでデザートを何にするかを悩んでいます。一つはチョコレートケーキ、もう一つはフルーツの盛り合わせです。最近健康に気をつけていますが、ケーキがどうも美味しそうなのです。あなたならどうしますか?

 

今回の調査でわかったことは、意思決定はあなたがどれだけ忙しいかが影響されるということです。

これまでの考えでは忙しさは時間のプレッシャーを受け、最終的には感情に流されて意思決定を下すとされていました。例えば先ほどの状況であれば、あなたが急いでいるのであれば、おそらくケーキを選んでいると考えられていたでしょう。

 

しかしこれで話は終わりません。最近の調査から適度な忙しさは、自分をコントロールしやすくなることがわかりました。

つまり先ほどの状況ではフルーツの、織り合わせを選ぶようになるということです。その証拠に私たちはこの忙しさのマインドセットを測るために様々なケースで調査を行なってきました。

 

まずは食べ物です。適度な忙しさの中では、人はよりヘルシーな食事を心がけるようになるということです。また運動に関しても見てみましょう。こちらでも隙間時間をリラックスするかエキササイズを行うかを調べたところ、忙しい人の方がエクササイズを選択する傾向にあったのです。

最後に仕事のタスクの考え方の調査も行いました。グループを二つに分けて、一つはあまり忙しくないグループ。もう一つが忙しいグループです。週明けまでに一つの課題を提出することを彼らに課したところ、後者が前者よりも、早くそのタスクに取り掛かり、かつ優秀な成績を納めたのです。

時間があるからといって、それが質に比例するということではなかったのです。むしろ忙しい中の方が、人はパフォーマンスを発揮するのだとわかりました。

 

またこの調査を応用して、広告に適用できるかを実験してみました。それは「忙しい人のための〇〇」といったスローガンでサービスや商品を打ち出すのです。

打ち出したプロダクトは、ジムの入会のプロモーションであったり朝食用のシリアルなどでしたが、結果として忙しさをアピールしたプロダクトの方がそうでないものと比べた時に、セールスが伸びていることがわかりました。

 

結論、私たちは忙しさの中に身を置いていた方が優れたパフォーマンスをするということです。他の調査からも少しのストレスは仕事のパフォーマンスやプライベートに良い影響を与えることがわかっています。

過度な忙しさはどちらにも悪影響を及ぼしますが、適度なストレスは私たちにとって不可欠なのかもしれません。今後スケジュールを組む際は意識して、少しタイトなスケジュールを組んで見てはいかがでしょうか?

ありがとうございました。

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