309、なぜマイクロソフトはGitHubを買収するのか?

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

ここ数年マイクロソフトは日の目を見ていなかったかもしれません。AppleがiPhoneを発売したことによって、ハードウェアに焦点が当たるようになったからです。一方でソフトウェアではGoogleがその位置を不動のものにしつつありました。マイクロソフトは過去のビジネス用のソフトで収益を得ているとも言われていたほどです。

しかし2014年サディア・ナデラ氏がCEOに就任した頃から流れは良い方に流れ始めました。彼は堅実なビジネス戦略と同時に未来への投資で様々な巨額買収を行ってきたのです。一見すぐに利益のでる買収ではないものも多くありますが、それは未来への投資で確実にやってくる未来を予想してそこにリスクを張っていたのです。

結果今マイクロソフトは王者に返り咲きつつあります。今回の GitHubの買収で、マイクロソフトはどんな一手を見せてくれるのでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【なぜマイクロソフトはGitHubを買収するのか?】

 

マイクロソフトがGitHubを75億ドル(約8,234億円)で買収することを発表しました。GitHubとは一言でいうとオープンソースコミュニティのソフトウェア開発プラットフォームということができます。

規模感で見てみるとBig4と呼ばれる大手IT企業がそのすステムを使用しているだけでなく、アメリカ政府もこのシステムを使用しているのです。また今回の買収は、2016年にマイクロソフトがLinkedInを260億ドルで買収した時は利益見込みが7.2倍だったのに対し、GItHubでは30倍を見込んでいます。

 

今シリコンバレーでは二つの方法で株式ストックの価値が作られています。それはファイナンスの面と戦略の面です。

ファイナンスの面はどの時代でも共通ですが、いかに利益をあげることができるかを見込まれています。利益や売上成長率、マージンなどが考慮に入れられます。

戦略の面ではいかに他者とは差別化された成功見込みといっても良いかもしれません。差別化できたプロダクトを生み出すことによって、利益を生み出すことが期待されています。

 

先ほども言ったBig4(Google・Apple・Amazon・Facebook)はファイナンスの面でシリコンバレーで成功を納めて来ました。そして今回マイクロソフトが挑戦しているのは戦略の面で成功しようとしていることが注目されているのです。

つまり今回の買収は買収したことによってすぐさまマイクロソフトの利益に繋がるとは考えられていません。むしろこれから育てていくと考えた方が適切です。

 

例を見ていきましょう。Youtubeがもっともわかりやすい例かもしれません。GoogleがYoutubeを買収した時はYoutubeは収益化のシステムを確率かできていませんでした。むしろGoogleはなぜ今回の買収を行ったのかを疑問視する声もあったほどです。

しかし今となってはYoutubeが動画再生の分野で成功を納めていることを疑う人はいないでしょう。そして動画再生にスポンサーをつけることによって収益化の流れも完成させました。このようにGoogleは未来の成功のために投資を行ったのです。

 

マイクロソフトも同様です。今回のGitHubの買収は彼らにとって大きなチャンスなのです。オープンソースのプラットフォームを手に入れることによって、世界がマイクロソフトとより繋がり出すのです。

これ自体は大きな収益化を望めるものではないのかもしれません。しかし彼らの既存のサービスと結びつけることによって、今までのプロダクどが以前にも増して輝くことを期待しているのです。もちろんリスクはあります。しかしビジネスを継続させていくためには既存の方法だけでは衰退の一途を辿ります。

このようにリスクを犯しながらも新たな道を切り開いていくことが彼らのビジネスをドライブさせていくことに繋がるのです。これからのマイクロソフトの動きに目が離せません。

ありがとうございました。

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