３１５、位置情報マーケティングはスマートフォンで活用できるキラーサービスになりえるのか？
こんにちは。くらもとたいし。
インターネット上で例えばZARAのホームページをザッピングしていたとします。次に何か他のウェブページを見ている時、広告でZARAの広告が現れることはありませんか？それはあなたのさっきまで調べていたことがトレースされているのです。
今この機能が位置情報のサービスとして普及し始めています。例えばショッピングモールを歩いている時、一通のメールが届きました。ZARAからのクーポンです。ちょうどあなたはZARAのショップの目の前にいます。これは偶然なのでしょうか？それともZARAの戦略でしょうか？今日はそのデジタルサービスをご紹介します。
それではみていきましょう！！
＜Sponsored Link＞
【位置情報マーケティングはスマートフォンで活用できるキラーサービスになりえるのか？】
顧客のデータを彼らのビジネスに活用することは今まで以上に必要です。特に今はスマートフォンの普及率に伴い、位置情報を活用したマーケティングが積極的に活用されはじめています。
結論特にリテールストアではこの位置情報を使うことは、そうでないストアと比べて潜在顧客を多く確保できることができているかもしれません。ある会社ではこの位置情報マーケティングを活用して、売り上げを13％、来店率を73％伸ばすことに成功しています。
それでは位置情報マーケティングとはどのようなものなのでしょうか？例えばあなたはショッピングモールの映画館にいるとします。ショッピング内にあるレストランは顧客に映画館を見終わった後にお店に来て欲しいと考えています。そこで位置情報サービスの出番です。
彼らはピンポイントで映画館の空間に位置を絞って広告やクーポンを出すことができるのです。今までの広告は不特定多数であったり、できてもそこまで位置は絞れ込めなかったのに対して、今の位置情報サービスではかなり位置を絞って広告を出すことができるようになっています。
このマーケティングは様々なシーンで活躍します。例えば空港でこのマーケティングは活用できます。あなたは空港で自分が乗る飛行機がアクシデントのため遅れていることはわかるけど、今どんな状況で今後のスケジュールがわからないまま待たされたことはありませんか？
この時に位置情報のマーケティングが役に立ちます。例えばロビーで待っている人たちに対してダイレクトに今の情報を知らせることができるのです。その時に著しく時間が遅れるようであれば、近くのコーヒーショップのクーポンを一緒に送ると良いでしょう。このようにピンポイントに知らせたい情報を伝えることができるようになるのです。
しかしこれはもう少し先のお話です。なぜならこの位置情報のマーケティングはすでに多くの会社で使用されてはいるものの完璧なものではまだないからです。問題点は以下3つをあげることができます。
＜位置情報の微妙なズレ＞
GPS機能をしようしたことがある人は理解できると思います。GPS機能は大体の正確性はありますが、半径数十メートルの誤差がしばしば生じます。
田舎で起こる分には構いませんが、都会だと数十メートルの差は違うエリアに該当してしまう可能性があります。つまり微妙なズレが、彼らのターゲットに対して的確なプロモーションを行えない可能性があるのです。
＜情報のボリューム＞
まだサービスが開始した初期の段階なので、サンプル数が圧倒的に足りていません。つまり的確なターゲットを正確に判定することがまだ難しいとされているのです。
例えばあなたが顧客の場合、企業から自分とは全く関連性のない広告が送られて来たときどう思うでしょうか？大部分はスルーされますが、その中の一つはあなたを不快な思いにさせるかもしれません。そうなってしまっては潜在顧客を失いかねない危険性がまだ秘められているのです。
＜個人情報の取り扱い＞
位置情報がわかるということはプライバシーを晒していることと類似します。そのプライバシーは広告だけにしか使用しないとされていても、顧客にとっては勝手にプライバシーが晒されていると感じ抵抗を示す人が少なくありません。
データの活用は人々の暮らしを最適化させますが、その一方でプライバシーの遵守は必須になっています。プライバシーの流出に関しては完璧ではないため、顧客が自分のプライバシーを守りたがるのは当然なことともいうことができます。
スマートフォンとソーシャルメディアが一般的に普及したことで、このデジタルマーケティング、特に位置情報のマーケティングは急速に広がっていくことでしょう。しかしまだまだ完璧ではありません。顧客に対して良い機会を与えることのできるサービスだからこそ、その取り扱いについてはしっかりと整備されていかなければいけません。
ありがとうございました。
＜Sponsored Link＞
