325、マーケターはロイヤリティーのフォーカスすることをやめ、関連性について考えていかなければいけなない時代に突入した

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

皆さんは4Psというマーケット言語を聞いたことがありますか?おそらくマーケティングをかじったことがある人ならば、もっともはじめに知る言葉かもしれません。

今4Psをアップデートする時が来ました。なぜなら今のマーケットはプロダクト思考からリレーション思考に変わっているからです。その考え方をここでは5Psといいます。今までの4Psとは全くちがったアプローチがこれからのマーケットを牽引していくことになるはずです。

それでは見ていきましょう!!

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【マーケターはロイヤリティーのフォーカスすることをやめ、関連性について考えていかなければいけなない時代に突入した】

 

あなたが行なっているマーケティングの方法が顧客にロイヤリティーを与えている、例えば報酬や特典、割引なども方法はコストがかさみます。またその上に今このロイヤリティーを顧客が重視しない傾向になってきているのです。

調査によると、71%の消費者はロイヤリティーがあるからといってその商品や店を選択することはないと答えています。つまりロイヤリティーの時代は終わったのです。

 

そして今新しい方法が消費者を惹きつけています。それは様々な関連性を重視するマーケティングの方法です。そもそも関連性とは何でしょうか?一般的には物事と物事が繋がっている様、を表す言葉ですが、ここではもう少し言葉を付け加えておきます。

ここでの関連性を5つの”P”で表します。それは、Purpose(目的) / Pride(自尊心) / Partnership(パートナーシップ) / Protection(安全性) / Personalization(個別化)で表します。従来の4Psと呼ばれるものが、Promotion(プロモーション) / Price(値段) / Product(商品) / Place(場所)で、基本的にはモノやサービスなどのプロダクトにフォーカスされていたのに対して、新しい5Psは全て人ありきで考えられています。

 

これは戦略の工程が全く異なるため、プロダクトにも大きな違いが生まれてきます。そしてそれが関連性を生むことに繋がるのです。もう少し5Psについて詳しく見ていきましょう。

Purpose(目的)
→会社が消費者の求めている価値を広め、前進させてくれると感じることができること

Pride(自尊心)
→会社のプロダクトが消費者の自尊心を向上させてくれること

Partnership(パートナーシップ)
→会社と消費者の距離が近く、同じ目的に向かっていると思わせてくれること

Protection(安全性)
→身体的だけでなく、全体においてそのプロダクトを使用して安心感を与えてくれること

Personalization(個別化)
→マスでなく個人のニーズやタイミングにあったプロダクトを提供してくれること

 

今多くの会社ではこの5Psを言い方は違えで、方法を模索している状況です。この施策をもっとも早くヒットさせたのが初期のiPhone3ではないでしょうか?もちろんこの5Psは既存の考え方ではうまくいきません。ここからは5Psを考える上で、会社が考えなければいけない3つのチップスを紹介します。

 

<コンフォートゾーンから抜け出す>
スタートアップは別として、一度安定的なプロダクトをローンチできた会社は、その範囲内でしか物事が考えられなくなります。しかし新しいアイデアは自分たちの箱の外にしか転がっていません。過去の成功体験にしがみついていては新しい成功体験を掴むことはできないのです。

 

<タイミングが全て>
iPhoneの誕生が5年早かったら今のようにスマートフォンは普及していたでしょうか?おそらく目新しいけど、よくわからないアイテムとして見なされていた可能性があります。関連性にはプロダクトをローンチするタイミングが非常に重要です。マーケットをうまく見極めていないと、せっかくのプロダクトも日の目を見ずに終わってしまう可能性があります。

 

<プロダクト思考からプラットフォーム思考へ>
今までの4Psはプロダクト思考でした。したがってある程度決められた範囲内でしか顧客にアプローチできていませんでした。しかしこの考えは終わりつつあります。今考えなければいけないのはプロダクトファーストではなく、プラットフォームファーストです。消費者を関連づけてエンゲージできなければ、ビジネスの継続性は期待できません。

ありがとうございました。

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