326、力強いスピーチを行い聴衆を引きつけるには、ストーリーを戦略的に考えることが重要

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

なぜ私たちはスタンフォード大学で行われたスティーブ・ジョブズのスピーチに惹かれるのでしょうか?リンカーンやマーサーキング Jr.のスピーチも然りです。

私たちは話すことだけで大きなムーブメントを作ることができるのです。しかしほとんどの人が人前で話すことを得意としていません。加えて相手を感動させることなどかなりハードルが高いことのように思われます。

感動的な話を作り、聴衆を惹きつけるためにはどのようにしたら良いのでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【力強いスピーチを行い聴衆を引きつけるには、ストーリーを戦略的に考えることが重要】

 

エグゼクティブたちに、「あなたのもっともお気に入りのスピーチはなんですか?」と質問すると、多くの人がスタンフォード大学で行われたスティーブ・ジョブズのスピーチを上げて来ます。なぜ彼のスピーチは多くのエグゼクティブから支持されるのでしょうか?なぜならあのスピーチは心を動かすストーリで構成されていたからです。

 

役職が上がってくるとあらゆるところでスピーチをお願いされる時が増えてくるでしょう。そしてあなたはスティーブ・ジョブズのような心打たれるスピーチをしようと考えてみるはずです。しかし結果はいつも通りの無難なスピーチに終わってしまうことがほとんどではないでしょうか?

そうです、スピーチを作るには戦略的にストーリを考えていかなければいけません。その場で感動的なスピーチを考えることができる人はほんの一握りです。スティーブ・ジョブズでさえあのスピーチはメモを読んでいたほどなのですから。それではどのように考えていけば良いのかを見ていきましょう。

 

<記憶を呼び起こしてストーリーのトリガーを引かせる>
多くの人が頭の中でストーリーを練ろうと考えます。もちろんこの方法は間違いではありませんが、比較的難易度が高い方法です。なぜなら私たちの頭は一度に複数のことを考えられないのですから。私がオススメするのは真っ白な紙とペンを用意します。(タッチパッドでも良いですが、指で自由に描けるツールが良いでしょう)そして下記3つの項目に分けて考えていきます。

 

ヒト:まず自分の名前を中心に書きます。そしてそれに派生して自分と関係のある人を書き出していくのです。家族などはいつも中心に上げられるはずですが、友人などはその時どきによって出てくる順番が変わるはずです。そして早めに出て来た友人や知り合いは、最近あなたに影響を与えた人として記憶されているのです。

 

場所:次に特別記憶に残っている場所を上げていきます。それは幼少時代に行ったキャンプでもいいですし、仕事で賞をもらったホールでも構いません。あなたの感情が動いた瞬間の場所を思い出しながら書いていくのです。

 

モノ:最後にモノです。なぜあなたはそのものを大切に思っているのかも同時に書き出していきます。ほとんどの場合物自体に価値はなく、価値があると思っているものには必ずそれに付随するストーリーが含まれています。それを思い出しながら書いていきましょう。

 

<ストーリーのカタログを作る>
このように3つの項目に分けていくと、ヒト・場所・モノとがリンクしてくるものが出てくるはずです。それをいくつか候補を上げていくのです。おそらく2、3の候補が出てくるはずです。それの時系列と内容を整理して物語の全体像を組み立てていきます。

 

<聴衆の目的を考える>
感動的なスピーチも対象を間違えればなんの効果も発揮しないまま終わってしまいます。あなたがスピーチをする際は、聴衆が誰なのかを事前に調べておくべきです。その中で、自分が作ったストーリーリストの中から何がもっとも今回の聴衆に響くのかを考えていきます。

例えば女性がメインのスピーチでは過去の悲しかった出来事に対してフォーカスしていきます。また反対に男性がメインのスピーチであれば、困難や冒険のストーリーを踏まえたスピーチが効果的です。このようにタイプによって感じ方はヒトそれぞれなので、マーケティングと同様に、ターゲットを見誤ってはいけません。

 

<リハーサルを繰り返す>
最後は練習です。説得力のある話し方をするには、声のトーンやスピード、ボディランゲージ、タイミングなど様々な点に気をつけなければいけません。理想は鏡の前に立ちながら本番さながらリハーサルを繰り返すことです。このタイミングではこのように見せる、などを考えておくことで、一気に説得力をますことができるスピーチに仕上がることでしょう。

ありがとうございました。

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