329、商品がローンチされるとき、消費者はどれだけのバリエーションをその商品に求めているのか

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

皆さんは商品を買う時、何を基準に購入しますか?おそらく何を買うかによると思います。

例えばパーティーに行くときの服を購入売るときに見るポイントはどこですか?

例えば仕事に行くときの服を購入するときのポイントはどこですか?

おそらく同じ服を買うにしても見るポイントは変わってくるはずです。マーケターはこの違いを知ることで、商品をローンチするときに、どこに目をつければ良いかがわかるのではないでしょうか?

それではみていきましょう!!

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【商品がローンチされるとき、消費者はどれだけのバリエーションをその商品に求めているのか】

 

消費者はいつでもビジネスがどのようにあるべきかを教えてくれます。今日はプロダクトのバリエーションについてみてみましょう。多くの商品が同じ型で色が違うなど様々なバリエーションを用意していると思います。そして今までのビジネスでは選択肢は多い方がそれだけ消費者のニーズを満たすことができると思われていました。この考え方は半分正解で半分不正解です。

この展開方法のどこが境界線なのでしょうか?それは楽しみのために使われるものなのか、もしくは業務的に使われるものなのかによって分かれると言うことです。

まず様々なバリエーション展開が正解の方をみていきましょう。正解の方は、その商品を楽しみとして使われる場合です。

一方であまりヴァリエーションが必要とされていない、不正解の方は業務的に使われる場合です。

 

例えば車について考えてみましょう。個人が所有する場合、車には大きく2つの利用方法があります。休日に楽しむために乗るものと、通勤用に乗るものです。ここでは2グループに分けて、前者を休日用としての車を検討するグループ、後者を通勤用に車を検討するグループです。

結果は前者が後者よりもカラーなどのバリエーションを重視していることがわかりました。後者は燃費や耐久性などといった機能の方に目が向けられる傾向にありました。

 

もう一つ実験をみておきましょう。大学生に協力してもらい、楽しみのために音楽を聴くグループと、勉強前に音楽を聴くグループに分けました。こちらも前者の方がより多くの選択肢を求める傾向にあることがわかりました。この実験は本や映画などでも試しましたが結果は同じでした。

 

これまでみていただいたようにビジネスを展開するにあたって考えなければいけないことが明確になってきました。それは消費者がそのプロダクトを使用するモチベーションを明確にすると言うことです。

ある研究では業務的に使用される商品を選ぶ時、バリエーションが多いと、消費者はかえってものを決定しづらくなる傾向がわかっています。バリエーションは増やせばいいと言うものではないのです。

 

まとめると楽しさで商品を選ぶ時は様々なバリエーションを用意することが大切です。なぜなら人は他の人と差別化を図りたいと思っているからです。自分の好みを商品に反映させることで、人とは違うと言うことをアピールする傾向にあるのです。

反対に業務的に商品を選ぶ場合はなるべく選択肢は減らしてあげましょう。先ほどの調査でもあった通り、選択肢が多いと人は意思決定が難しくなります。

このように商品を販売するとき誰をがターゲットなのかを明確にしておかなければいけません。ターゲットが明確になった上でどのような方法で商品をローンチしようかを考えていけば良いのです。

ありがとうございました。

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