332、クリエイティブなチームを作りたければ、チームとしての調和は壊さなくてはいけない

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

チームの和を尊重するがあまり、プロジェクトが自分とは違ったアイデアで話が進みそうになっても、自分の考えを主張しないことはありませんか?これはどこの世界でも起きることですがとりわけ日本ではその傾向が強いのではないでしょうか?

これの何が問題なのでしょうか?問題は二つあります。一つはそのプロジェクトがうまくいかなかった時、その人は「だから私は反対だったんだ。」と途中で無責任に責任放棄してしまうことです。

もう一つはみんなが意見を出し会わずに話が進んでしまうと一定の成果しか得ることができずに、予想の範囲内でしか成果は上がってきません。

想定内でビジネスがうまくいく時代は終わりを迎えています。良い意味での想定外を生み出すためにも、自分の意見に自信を持って発言していくべきではないのでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【クリエイティブなチームを作りたければ、チームとしての調和は壊さなくてはいけない】

 

ビジネスは対立する二人の人から作られる。もし二人が同じ意見を持つのであれば、一人の人は必要ない。

William Wrigley Jr.氏はこう語ります。確かにこれはビジネスに置ける真実で、いつも世界は意見の対立から作り出されるクリエイティブを中心に形成されてきました。これはビジネスだけの話ではなく、政治やスポーツ、アートなど全ての世界において言えることです。

 

例えばNBAプレイヤーのオニールとコビーブライアントを考えて見ましょう。彼らは同じ時期に同じチームで活躍し、NBAに数多くの伝説を築き上げてきました。彼らのゲーム内のコンビネーションは絶妙なものでした。しかし彼らの関係は決してフレンドリーと言ったものではなく、互いが互いをライバル意識し、倦厭し合っていました。

またAppleの創業者、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズの関係性も面白いものがあります。ジョブズは典型的なビジョナリーセールスマン、ウォズは天才エンジニア。完全に異なったスタイルを落ちながらも二人の得意領域を生かし、Appleをここまで成長させました。

 

このように異なったものたちとのコラボレーションが優れたクリエイティブを生み出すとされています。そして今注目されているのはチームとしての働きです。ただチームと一言に言っても二つに分けられることができます。一つは調和を尊重した、中の良いチーム。二つ目は異なった意見を持つメンバーが揃った、緊張感のあるチーム。

この二つのチームどちらが正解なのでしょうか?おそらく前者の方が個人的に働くには居心地が良いと感じることでしょう。しかし後者のチームの方が大きなベネフィットがあることを今までの文章を読んでいただいた方は理解していただけていると思います。

 

では中の良い調和を重んじるチームから互いが刺激しあえるチームに変えていくためにはどうすれば良いのでしょうか?一言で言うと調和を破壊することです。後者のチームを作るための3つの方法をご紹介していきます。

 

<チャレンジングな目標を設定する>
モチベーションの高さが仕事のパフォーマンスを決めると言っても過言ではありません。そのためには簡単すぎる目標ではいけません。かと言って無謀な目標は初めからやる気が起きません。

まず必要なのは目標達成できるかどうかの絶妙なラインに目標を設定することです。一人一人の責任が明確になることで緊張感のあるワークプレイスを作ることができます。

 

<ポジティブなストレスを与える>
ハードワークで生まれた隙間におおきな成果が発生します。もちろんハードワークと言っても長時間働くことを推奨しているわけではありません。むしろ規定の時間内で最大限の効果を発揮するための方法を必死に考え、実行することをさしています。

そしてお互いが最大限の効果を発揮できるように行動することで、お互いが刺激し合い、適度なストレスがかかってくるのです。過度なストレスはバーンアウトや疾患を生み出しますが、適度なストレスがないと人はモチベーションを高めることはできません。

 

<衝突や言い争いを和らげる>
意見の衝突は必要ですが、それが人間関係のトラブルになってはいけません。そこでマネージャーの出番です。マネージャーの仕事は彼らの異なった意見を吸い上げて、目的に向かって軌道修正してあげることです。

意見が衝突しあうと冷静な判断が本人たちはできなくなる可能性があるので、マネージャーは第三者としての目でうまく意見をハンドリングしていく必要があります。

 

もちろん調和を壊すとは言いましたが、何も殺伐とした空気の元仕事をすることを推奨しているわけではありません。人間関係をうまく保ちながら、お互いが刺激しあえる環境を作るには個々のパーソナリティを尊重しなければいけません。

自分と意見が違うからと言って、その人はあなたのパーソナリティを否定しているわけではありません。単に意見が違うことだけなのです。チームで働くにはお互いがお互いを尊重し、より良い結果を出すために意見を衝突させていると考えなければいけません。

ありがとうございました。

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