337、評価の高いレビューが、もっともそのプロダクトを購入に値する基準であるとは限らない:Eコマース編
こんにちは。くらもとたいしです。
皆さんは、AmazonなどのEコマースなどを利用して、プロダクトを購入するとき、何を根拠に購入を決定しますか?
実際そのプロダクトを触ってみて、判断できるのがもっとも効果的であることはわかりますが、常にそれを触れるとは限りません。限られた条件の元では、オンラインのレビューを参考にするはずです。
そしてその時の見るポイントはどこですか?おそらく星がいくつあるかもきになるところですが、そこに付随している説明文や評価基準も同時に読んで判断するのではないでしょうか?
もしEコマースをビジネスで行なっている人は、星のレーティングだけでなく、この説明文や評価基準に力を入れると、より信頼性の高いビジネスができるようになるはずです。
それでは見ていきましょう!!
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【評価の高いレビューが、もっともそのプロダクトを購入に値する基準であるとは限らない:Eコマース編】
オンラインレビューは消費者がプロダクトを購入する上で、非常に重要な役割を果たします。しかしここには一つの思い込みがあるようです。その思い込みとは、レビューは高ければ高いほど、消費者の信用度が増すと思っている事実です。
もちろん悪いレビューが良い影響を与えるわけではありませんが、ポジティブすぎるレビューも消費者に対してネガティブな印象を与える可能性があることがわかったのです。
それではどのようなレビューがもっとも効果的なのでしょうか?私たちの調査からは、5段階評価なら4、10段階評価なら8がもっとも効果的であることがわかりました。この評価はポジティブながらも控えめな意味合いが込められています。
それではフルスコアな評価と控えめな評価の違いはなんでしょうか?まずフルスコアから見てみると、フルスコアの場合はそのプロダクトに対して、過度に褒めすぎている傾向にあります。また褒めることが目的で何がよかったかなどの詳細が欠如していることも多いことがわかっています。
一方控えめな評価の場合は、もちろんポジティブなことが書かれているので消費者は安心します。加えて彼らはしっかりと判断した上で、控えめな評価を行なっているので、なぜそのプロダクトがよかったのかを詳細を記載していることが多い傾向にあったのです。
実際に行なった調査を見てみましょう。私たちはこの調査で、グラノーラバーを使用しました。ウェブサイトを3つ用意して、一つはグラノーラに対する評価が過度に高いレビューのプラットフォームを、二つ目は控えめながらもポジティブな意見が書かれているレビューのプラットフォーム、そして最後はネガティブなことが書かれているプラットフォームを用意しました。
結果は今までの文を読んでた抱いていたらわかる通り、
控えめながらもポジティブ > 過度にポジティブ > ネガティブ
の順番になりました。
おそらく多くのマーケターの人たちは、最大のレーティングを消費者からもらうことを期待していたはずです。実際今まではそのように信じられていました。
しかし今回の実験からも消費者は過度なレビューを好まないことがわかりました。消費者が真に求めているのは過度にポジティブなフィードバックではなく、ポジティブでありながらお控えめな、しっかりと詳細が記載されているフィードバックだったのです。
ありがとうございました。
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