370、年配社員の取扱説明書 -ステレオタイプからの脱却-

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

「老害」いやな言葉ですね。誰もが自分はそうはならないぞと思いながら、他者からはそう思われる可能性は大いにあります。これは他者がつけたステレオタイプかもしれません。

しかし自分自身もそう思われても仕方がないような行動をとっていませんか?あるいはそもそも行動をとらなくなっていませんか?今一度自分を見つめなおす時間をとっても良いかもしれません。

そして自分は何でならば活躍できるのか、つまり群像の感覚を意識しなければいけません。

それでは見ていきましょう!!

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【年配社員の取扱説明書 -ステレオタイプからの脱却-】

 

年齢を重ねていくと若い人に比べてネガティブなステレオタイプのレッテルをはられることがあります。

事実年配の社会人のレッテルとして、モチベーションが低く、学ぶ意識が低い。変化を嫌う傾向にあり、信用することを恐れる。これは第三者からのレッテルでりますが、困ったことはこのレッテルが自分にも貼られていると、年配の社会人が信じていることです。つまりメタステレオタイプと言うことができます。

 

私たちは55歳を超えた37名の調査を実施し、年配の人が活躍する環境、活躍できるのにステレオタイプから脱却できない人が活躍できる状況を調査してみました。それを今から見ていきましょう。

まず彼らには圧倒的に経験が豊富です。これは若手の社員が持ち合わせいないスキルです。つまり彼らは若手が解決できない仕事に取り組むこともできれば、若手をその経験から指導することもできるのです。もちろん注意点として昔のやり方を押し付けてはいけないという点です。あくまで経験から得た予測で、指導することが重要です。

 

次に彼ら年配の社員はスキルアップを望んでいないのでしょうか?実はそんなことはありません。彼らは必要なポジションや役割を果たすためには自分の能力を向上させたいと思っているのです。つまり会社側が彼らに適切な仕事を与えることができていないのかもしれません。

 

ここに年配の社員の取扱説明書を作成してみました。完ぺきではありませんが一つの参考として使用していただきたいと思います。

  • 彼らは意義があり、刺激のある仕事を求めています。
  • 彼らは若手社員と同じ情報(フォーマル・インフォーマルかかわらず)を求めています。
  • 彼らは経験から、若手に仕事を教えることができます。
  • 彼らはラインマネージャーからの適切なフィードバックを期待しています。
  • 彼らはワークライフバランスの取れる、例えばフレキシブルな働き方を求めています。

 

今までHRは、彼らを定年まで面倒見なくてはいけないと考えていましたが、健康年齢が上がってきている今、彼らにもまだまだ会社への貢献を担ってもらわなくてはいけません。そんな彼らに求められることは若手の社員とは異なることを意識しておかなくてはいけません。

一方で年配の社員も自分自身をステレオタイプに当てはめるのではなく、いつまでも成長し、そして後発を育成できる人材としてあり続けなくてはいけません。

ありがとうございました。

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